アニメ『五等分の花嫁』7話感想 - 赤点回避シスターズ
冬アニメ『五等分の花嫁』7話「嘘つき嘘たろう」感想です。
前回のあらすじ
ついにやってきた中間試験。五つ子のうち一人でも赤点をとったら家庭教師をクビと宣告された風太郎。そこで彼女たちに勉強をさせようとするが、一人頑張ろうとする五月に風太郎はつい言い過ぎてしまう。五月を怒らせてしまった風太郎は何とか仲直りをしようとするが…
あらすじ・感想
風太郎は起きると三玖が隣にいる状況に混乱せざるを得なかった。一方、風太郎と険悪になっていた五月は、話をするため彼がいる三玖の部屋の前に立つ。彼女の姿は三玖にそっくりなものに他の姉妹らによって仕立て上げられていた。
部屋から出た風太郎は五月と出会うが、部屋にいる三玖のことを悟られまいと振る舞い、2人は和解することは出来なかった。その後、三玖がいることをごまかすため、図書館に出かける風太郎とそれについていく一花、四葉。しかし、一花に促され、忘れ物を取りにいくことに。
部屋に戻った風太郎は三玖と出会うが、結果的に隣で眠っていたことはわからないようにごまかしたのだった。そして部屋に戻り、一人勉強している五月に三玖であると誤解しているように話しかける風太郎。五月もそれに乗っかる。しかし互いに本当はわかっていた。素直になれない2人だったが、なんとか互いに謝罪しあい、わだかまりはなくなったのだった。五月回の面目躍如。漫画一巻表紙のメインは彼女ですし、最初に出会ったのも彼女であり、一応メインヒロインと言っていい立場であると思います。最後に勝ちそうなんだよなあ…
そして中間試験当日。一夜漬けを行っていた一同は遅刻ギリギリの時間に目覚めてしまう。学校まで急ぐ姉妹と風太郎だったが、結局間に合ったのは健脚で知られる四葉だけであった。そこでドッペルゲンガー作戦を提案する風太郎。
すでに顔が同じ四葉が中にいることを利用し、一旦外に出ただけという理由で姉妹全員やりすごそうとする。姉妹たちは事なきを得たが、風太郎だけはそうはいかなかった。このときの全員の四葉を真似した演技がなかなかに面白かった。アニメになったことによって得られた魅力が活かされているシーン。作画は乱れても声は大丈夫なので…
試験が終了し、答案が返ってきた。結果は全員が全科目赤点回避には程遠い結果であった。しかし、一花は数学、二乃は英語、三玖は社会、四葉は国語、五月は理科で赤点を回避していた。風太郎は彼女たちの父親との約束を果たせなかった。彼女たちの父親からの電話に素直に約束を果たせなかったことを伝える風太郎だったが、二乃が「私たち5人で五科目全ての赤点を回避した」といい、父親をとりあえずは納得させたのだった。
四葉が今回言っていた五択問題は四番目が正解の確率が高いっていうのが、実は伏線みたいに冗談めかして語られることがありますが、割とマジっぽいんですよね…四葉と五月が本命というのが今の見方のようです。
今回は作画がやっぱりひどかった。もはや動かすのを拒んでいるかのよう。表情が変わるシーンや動きのあるシーンで遷移をまともに描いていないのは手抜きがすごいと感じてしまう。走っているシーンもごまかしにごまかしを重ねるようなやり方で、なんとかやりくりしているなという印象です。アニメ化を起爆剤に原作は爆発的に売り上げを伸ばしたからいいものの、そうでなかったら許されないくらいの体たらく。この制作でなかったなら…と思わずにはいられない。