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アニメ『ガーリー・エアフォース』7話感想 - 贅沢は敵、欲しがりません勝つまでは

アニメ『ガーリー・エアフォース』7話「惑いの先」感想です。

前回あらすじ
だまし討ちのような方法で、グリペンとイーグルを模擬戦で圧倒したファントム。憤る慧に対しファントムは、勝つためにはあらゆる手段を取るのが当然と言う。個性が強く、折り合わないアニマたちに不安を覚える慧。そんな矢先、ザイが前線基地を造っているという緊急連絡が飛び込み、独飛として初めての作戦が立案される。

第7話あらすじ・感想


© 2018 夏海公司KADOKAWA/GAF Project

慧の独断でグリペンとファントムがシミュレータで戦うことになったら、負けたら慧とのパートナー解消という条件に、グリペンは慧に棄てられたと落ち込む。しかし慧はなにやら秘策があるみたいだった。小松基地からエンジニアを呼び寄せてシミュレータに細工をしているようだ。


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模擬戦開始。しかしファントムは慧が仕掛けた処理遅延プログラムを早速無力化。交差の後ドッグファイトが始まる。再びファントムによりレーダーがクラッキングする。氾濫するレーダー情報に処理できなくなったグリペンはオーバーヒートを起こす。慧は機体のコントロールグリペンから自分自身に変更した。これによりアニマ同士の情報戦からは遮断され、レーダーが復活。ファントムを撃破する。

敗北を認めるファントムだったが、明朝の作戦には慧が操縦桿を握るよう求める。火器レーダー管制をアニマに、操縦を慧に任せる分担方式の提案だった。まあファントムからしたらグリペンに負けたっていうか慧に負けたんだからな…。でも人間が操縦桿握るのってどうなの?とも思う。人間の操縦でもザイに勝てるんなら複座で分担して戦えば別にアニマなんて必要ないんじゃ。


© 2018 夏海公司KADOKAWA/GAF Project

自分が操縦することになり恐怖感から震えが止まらない慧は深夜、那覇基地へ赴く。そこにはグリペンがいた。弱音を吐く慧にグリペンは力強く励ます。

グリペンただ、世界には飛べない人が、ザイを落とせない人がたくさんいる。彼らと比べたら私は全然恵まれてる。自分の力で足掻いて、もがいて、戦えるんだから。弱音を吐くなんて贅沢。

グリペン心配しないで。何があっても最後の最後まであなたをサポートする。慧を一人で飛ばしたりなんてしない。だから一緒に戦おう。

作戦開始。開始直後、台湾空軍が敵ザイにより壊滅。ザイが第七艦隊へと攻撃を仕掛けてきた。那覇基地からの援軍は時間がかかるため、イーグルが艦隊の援護に向かうことに。イーグルちょろい。

模擬戦じっくりやるのかと思ったらすぐ終わった。まあ操縦桿切り替えっていう一発ネタだから、これくらいがちょうどいいかもしれない。ポンコツグリペンがオーバーヒートするシーンが今回のハイライト。グリペンかわいい。森嶋優花が完全にハマり役だなあ。この微妙な滑舌の悪さというか棒読み感がグリペンにぴったりです。


© 2018 夏海公司KADOKAWA/GAF Project

ドーターはバイパーゼロ(F-2が登場。折悪しく、先日自衛隊の訓練中にF-2が墜落した。アメリカのF-16ファイティング・ファルコン)をベースにアメリカと日本が共同開発した機体で、共同開発の経緯には日米貿易摩擦によるアメリカの圧力(忖度)があったとされている。作中で述べられているようにF-16魔改造しているので原型はほぼありません。今回はドーターだけのお披露目だったけど、来週あたりアニマも登場するんかな?

イーグルは無理矢理出番を作られているような感じ。妙にスキンシップを取るのに、八代通>慧という完全な序列を連呼しているのは、これはハーレムじゃないぞと強く意思表示しているように思えます。こういう天真爛漫キャラは大抵狂言回し役のポジションがあるのですが、イーグルは忠実な自衛隊員だから勝手に行動できない上に、ファントムのキャラが強すぎるというジレンマ。一人で艦隊に援護に行かされて可哀想…