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【けもフレ2】アニメ『けものフレンズ2』1話感想 - たつき監督がいなくなってどうなったのか?

冬アニメ『けものフレンズ2』1話「きおくのかなた」感想です。

イントロダクション

この世界のどこかにつくられた超巨大総合動物園「ジャパリパーク」。そこでは動物たちがヒトの姿すがたに変化する不思議な現象が……。いつしか“フレンズ”と呼よばれるようになったけものたちは、パークで平和に暮らしていました。ある日、フレンズのサーバルカラカルは、森の中なかでヒトの子供と出会います。お腹を空すかしたヒトの子供はなにやら困っているようで、サーバルたちは一緒に旅をすることになりました。旅の途中で出会う個性あふれるフレンズたちに、パークの秘密や美味しいもの!そして、大地を揺るがすような大だいピンチ!?新たなるジャパリパークの物語が、今はじまる!!

スタッフ

原作・原案:けものフレンズプロジェクト/コンセプトデザイン:吉崎 観音(「ケロロ軍曹」他)/監督:木村 隆一(「アイカツ!」他)/シリーズ構成・脚本:ますもと たくや(「ワンピース」他)/CG監督:谷口 英男/音響監督:阿部 信行/音響効果:今野 康之
音楽:立山 秋航/アニメーションプロデューサー:沼田 心之介/アニメーション制作:トマソン(「日本の昔ばなしシリーズ」他

キャスト

サーバル:尾崎 由香/フェネック:本宮 佳奈/アライグマ:小野 早稀/キュルル:石川 由依/カラカル:小池 理子/ラッキービースト:内田 彩 / ロイヤルペンギン:佐々木 未来/コウテイペンギン:根本 流風/ジェンツーペンギン:田村 響華/イワトビペンギン:相羽 あいな/フンボルトペンギン:築田 行子 / カタカケフウチョウ:八木 ましろ/カンザシフウチョウ:菅 まどか/マーゲイ:山下 まみ/ジャイアントパンダ:前田 佳織里/アルパカ・スリ:藤井ゆきよ/カルガモ:金子有希

あらすじ

ここはフレンズたちが暮らす「ジャパリパーク」。森のなかでカラカルは迷子になっている子どもを発見するが、そこにセルリアンが襲いかかる。逃げるカラカルと迷子の子をサーバルが助けてくれる。

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互いに自己紹介をするサーバルカラカルと迷子の子だったが、迷子の子は自分のことがわからない様子だった。迷子をキュルルと呼ぶことにしたサーバルたち。自分はケモノじゃないと語るキュルル。キュルルはヒトなのではないかとカラカルは言う。かつてヒトと旅した記憶はあるものの、ほとんどを思い出せなくなってしまっているサーバルだった。

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キュルルが目を覚ました場所で、サーバルたちはキュルルのスケッチブックを発見する。そのスケッチブックに描かれていた風景に見覚えがあったカラカル。皆でその場所に向かう。

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スケッチブックに描かれた他の場所を探そうとすると、カルガモに出会う。その場所を知っているというカルガモ。ガイドするのが大好きなカルガモに従い、歩く一行だった。大地に溝が走る箇所に出くわした一行は、それを次々にジャンプで飛び越える。キュルルも皆に励まされながら、なんとかジャンプで飛び越えるのだった。

一方、キュルルが目覚めた場所を調査するオオセンザンコウとオオアルマジロの姿があった。そこで2人は謎の声を聞く。

サーバルたち一行はスケッチブックに描かれtた風景の場所にたどり着く。カルガモにお礼として描いた絵を手渡すキュルル。

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そこでバスを発見した一行。キュルルはそれに乗ってここに来たのだという。そこに巨大セルリアンが現れる。

カルガモが時間を稼いでいる間にバスに乗り込んだサーバルたち。バスは行き先を変え、発車するが、巨大セルリアンがバスに襲いかかる。窮地に陥った一行を助けてくれる謎の影があった。巨大セルリアンは退治され、カルガモの無事を確認した一行はアヅアエン前へと辿り着く。

感想

たつき監督降板騒動をはじめ、なにかと曰く付きな『けものフレンズ2』が放送開始。前作と比較してCGモデルは格段に良くなっていますが、コレジャナイと思う人も多くいることでしょう。完全に仕切り直して制作してるというわけでもなく、『けものフレンズ』の続編であるという位置付けも反発を招く要因になっていると思います。2でも1期の内容を踏襲しており、ヒトであるキュルルがサーバルたちと出会い、なぜ自分がここに来たのかという謎を探りながら、旅をしていくという流れになるようです。かばんちゃんが存在していた世界ではあるものの、その存在をサーバルははっきりと覚えていないなど謎が多く散りばめられています。

1話を見た感想としては、普通としか言いようがないかな。内容については不満があるわけではありませんが、主題歌が以前のものと比較すると明らかに弱い。1期はOPEDともに素晴らしかったので、それと同レベルの曲を生み出すのは容易ではないとは思いますが…『けものフレンズ』の1話は、放送当時の評価としては微妙でしたが、後に大ヒットとなり、今となっては伝説扱いされています。放送当時の感覚と比較すれば、『けものフレンズ2』の1話のほうが内容としては印象が良いです。

しかしながら、たつき監督の手腕によるところが大きかった1期と比較すると、なんだか物足りないと感じる点も多くあります。ポストアポカリプス的世界観を描かせたら、右に出るものはいないのがたつき監督でしょう。そういう世界観を描く気はないのかもしれませんが、あの寂寥感のようなものがファンを惹きつけた部分でもあると思います。そもそも深夜放送であるのに、イントロダクションの漢字にふりがながあったりして、変に子ども向けになってしまった気が。やはりたつき監督やヤオヨロズが手がけた『けものフレンズ2』が見たかったというのが本音。

とは言え別に私はたつき信者でもなければ、『けものフレンズ2』のアンチでもありません。単純にまたフレンズたちの物語が見られることに喜びを感じて、肩の力を抜いて見られたらいいと思います。願わくば、1期のように大ヒットしてほしい