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アニメ『ゴブリンスレイヤー』9話感想 - 剣の乙女の行動はわけがわからないよ

秋アニメ『ゴブリンスレイヤー』9話「往きて、還りし」

前回のあらすじ

小鬼英雄との戦闘で深く傷つき、生死の境を彷徨うゴブリンスレイヤー。剣の乙女は女神官と協力し、奇跡の力によるゴブリンスレイヤーの蘇生を試みる。
その頃、地下水路の探索を進めていた妖精弓手たちは、ゴブリンとは全くことなる未知のクリーチャーと遭遇する。未知のクリーチャーの圧倒的な攻撃力により、一度は攻略を諦めた一行だったが…。

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 あらすじ

未知のクリーチャーが守っていた鏡から、ゴブリンたちは召喚されてやってきていたのだった。爆発音を聞きつけ、多くのゴブリンがこの場に迫っていた。作戦を立てるゴブリンスレイヤー。まず投石と矢によってゴブリンを迎え撃つ。そこにゴブリンチャンピオンもその姿を現すのだった。転移の鏡を傘にした後、天井を崩し、ゴブリンたちを一網打尽にする一行。

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剣の乙女に話をしに行くゴブリンスレイヤー。剣の乙女は全てを知っていた。剣の乙女は過去のトラウマからゴブリンを退治することができなかった。そこですでに犯人が倒されている事件をゴブリンの仕業に見せかけることによって、ゴブリンがいかに危険であるか知らしめ、それへの対策を促そうとしたが、結局うまくはいかなかったのだった。

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ゴブリンスレイヤーは自らのトラウマを告白した剣の乙女に対し、ゴブリンなら夢の中であっても退治してやると応える。

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その言葉を聞いた剣の乙女はゴブリンスレイヤーに「お慕い申し上げています」と言いながら、涙を流すのだった。

感想

とにかく剣の乙女の行動が非常にわかりにくい。アニメだけ見てどういうことなのかすんなり分かる人はすごいと思います。過去のトラウマから、圧倒的な実力を持ちながらもゴブリンを退治しにいくのが難しいため、策を弄して世間にゴブリンの危険性を知らしめ、ゴブリンへの対策を促そうとするというまどろっこしすぎる手段。剣の乙女の告白パートがあまりにも理解するのが難しいので、すごく後味が悪い。設定の無理矢理感や今回の行動のわかりにくさから、剣の乙女が謎キャラに仕上がりすぎてしまって…

今回のエピソードは推理モノっぽいエッセンスを加えたかったストーリーなのだとは思うのですが、こういうのは素人には難しいのでやめておいたほうがいいと感じます。こういうミステリ的な組み立ては熟練した技術が必要なので、一朝一夕にやろうとしても絶対うまくいきません。結局わけのわからないことになっていますので、全体の評価が下がってしまいます。

ただひたすらゴブリンを倒していくのでは限界があるため、このような展開を入れ込むのでしょうが、餅は餅屋という言葉もある通り、付け焼刃的な要素はあまり取り入れるべきではないでしょう。まあアニメの表現が悪すぎるだけで小説ではすんなり入ってくるのかもしれませんが。