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アニメ『SSSS.GRIDMAN』9話感想 - アカネの姿が痛々しい

秋アニメ『SSSS.GRIDMAN』9話「夢・想」感想です。

前回のあらすじ

ツツジ台高校では数年ぶりに学園祭が催されることになり、各所で準備が進められていた。アレクシスに利用されていると考えた裕太たちはアカネに対して説得を試みる。しかし、アカネは最強の怪獣を見せつけ裕太たちに対して宣戦布告をする。

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 あらすじ

裕太が目覚めると、その傍らにはアカネがいたのだった。

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裕太はアカネが誰だかわからなかった。六花の母親だったはずの女性はアカネの母親ということになっていた。アカネは裕太に時計を手渡した。1話と同じようなやりとりを六花ではなく、アカネと行う裕太。アカネは自分と裕太が付き合っていると言った。アカネと別れ、帰宅する裕太。

2018年4月、六花が保健室を訪れるとそこにはアカネがいた。2人の家が隣同士であるとわかり、意気投合する2人。

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また場面は変わり、本屋で怪獣について意気投合する将とアカネ。将が欲しい本を中野で見かけたといい、一緒にでかける2人だった。

3人は違った形で、アカネを好きになるための夢を怪獣によって見せられていた。アンチはグリッドマンと戦おうとする。しかし怪獣のせいで出てくることができないというアシストウェポンらの話を真に受け、怪獣と戦おうするが怪獣には実体はないため虚しく宙を切るばかりだった。

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しかしそれでも問川の墓を見て、裕太は思い出した。将も自分に都合が良すぎる夢に違和感を覚え始める。六花もまたアカネを拒絶し始めていた。

裕太はアカネを拒否し、時計を返すと現実へと帰還する覚悟を決める。将も現実へと帰還しようとする。そして六花もバスから降り、現実へと戻ろうとする。

3人は現実へと戻るべく、踏切の向こうへ走る。現実の怪獣も実体を表す。夢の中にいるグリッドマンに代わり、アシストウェポンが全員合体し、パワードゼノンが誕生する。あっさりと怪獣は倒されるのだった。

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搦手でもグリッドマンを打ち破れなかったアカネは絶望する。グリッドマンはアカネも目覚めさせなければならないと語るのだった。

感想

アカネがどんどん追い詰められていきます。もう正面から力でグリッドマンを打ち負かすことは不可能という判断なのか、今回は夢の中にグリッドマン同盟を閉じ込め、アカネとの絆を深めているような夢を見せるという手段に打って出ました。しかし、その手段すら看破されてしまい、結局全員に拒絶されるという殊更追い詰められる形に。最後のアカネの姿には痛々しさすら覚えます。またアンチともシンクロするような描写があるのは気になる点です。最終的にはアンチとアカネはどちらもグリッドマン側に付くのでは。

ここまで視聴してきてこの作品はアカネが主人公なんだなと強く感じます。作中でもウルトラマンなどの特撮作品は、怪獣側が主役だと語られるシーンがありましたが、造り手側も明らかにアカネに対しては格別の想いを込めて、描いているような気が。圧倒的なオタク知識も持ち合わせているようですし、オタク揃いのスタッフの寵愛を一手に引き受けていそう。一応主人公であるはずの裕太は本当に舞台装置というのか、狂言回しというのかそのような役割にしか思えません。

今回は特殊な回であったこともあって、特殊な演出が多く見受けられました。夢の中の世界であることを表現するためかいろいろな違和感を覚える部分が多く見られたような。裕太の夢の序盤はまたループものがはじまったのかと錯覚。

戦闘ではグリッドマンが戦うことが出来ない状況に置かれたため、アシストウェポンのみで戦うことになり、全員で合体したパワードゼノンが登場しました。姿形が某コンボイっぽかった特撮版のゴッドゼノンとは全然違う姿になってました。なんか『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のビクトリーマーズっぽいとの話が。

余談ですが、将と六花が今回出かけていったのは中野ブロードウェイとスーフェスでした。

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中野のまんだらけは何度かいったことありますが、スーフェスは行ったことないですね。会場になっている科学技術館は何度か声優イベントで行ったことありますが。