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アニメ『BANANA FISH(バナナフィッシュ)』17話感想 - アッシュも恐れるブランカの驚異の戦闘技術

2018夏アニメ『BANANA FISH(バナナフィッシュ)』第17話「殺し屋 The Killers」感想です。サブタイトルはヘミングウェイの短編小説です。

前回あらすじ
部屋に来た警備員からIDを奪ったアッシュは部屋からの脱走に成功し、ドースンを連れ出す。警備員達はアッシュが逃げたことに気付くも、捕まえられずにいた。見学客を装い精神衛生センターに来ていたマックスと伊部は騒ぎに紛れ、アッシュを助けに向かう。

第17話あらすじ


© 吉田秋生小学館/Project BANANA FISH

精神衛生センターから脱出したアッシュはシンのアジトへ向かい英二と再会する。ショーターが殺された理由を知ったシンは仲間に話そうとするが、アッシュに平手打ちを食らわされる。アッシュはシンを思っての行動だったが、二人は対立してしまう。英二は再会に安堵し、アッシュを抱き寄せる。アッシュはそれを受け入れて抱き返すのだった。

アッシュ「伊部に連絡してやれよ。もう無理に帰れとは言わないから。
英二「ここにいていいの?
アッシュ「ダメだと言ってもどうせお前は帰りゃしないだろ。
アッシュ(…それに、俺にとってもその方がいいらしい

その頃、ゴルツィネは月龍に呼ばれ李家の屋敷に赴いていた。月龍は財団からゴルツィネを追い出した人物の始末と引き換えに、李一族の抹殺の助力をゴルツィネに持ちかけた。月龍は王龍を呼び出す。王龍は月龍が何か企んでいると訝しむが、月龍は王龍を射殺する。

月龍「お前たちを滅ぼしてやる!この地球上から李一族を抹殺してやる!一人残らず!

アッシュと英二はフェリーに乗りロングアイランドを目指していた。しかし途中でアッシュが殺気を感じ引き返すことに。その後図書館で調べものをするが、そこにも妙な違和感を覚えたアッシュ。逆にロングアイランドからマックスを呼び寄せ、アッシュが推理したバナナフィッシュについての報告書を手渡すことにする。


© 吉田秋生小学館/Project BANANA FISH

しかしながら、そこにも付けられてるような違和感があった。いつもとは違い尾行者の正体が掴めない。尾行している男の正体はブランカ。ゴルツィネの手下でアッシュに戦闘能力を教えた家庭教師だった。


© 吉田秋生小学館/Project BANANA FISH

アッシュは男娼になりすまし、キッパードの元を訪ねる。アッシュはキッパードに銃を突きつけ、行為の写真をネタに、誰の庇護で動いているのか訊き出すために脅迫する。しかしキッパードが喋ろうとした瞬間、はるか遠方から狙撃される。狙撃した人物はブランカだった。

感想

英二がアッシュを抱き寄せた後に、アッシュも抱き返したシーンは良かったです。英二の屈託のない純粋さに利害関係を超えて、お互いが信頼しあった象徴的なシーンでした。最初、英二がこんなことしたいんじゃないって言ったときキスするのかと…。またアッシュが英二にそばにいて欲しいと言ったシーンも印象的。というかあそこは英二のはしゃぎっぷりが可愛い。もう半分夫婦だろ。事態は全然はしゃげるような状態じゃないのに冗談めかして言っている英二のアッシュを想う気持ちも伝わります。

月龍は李一族抹殺計画を始めたわけですが、王龍に「お前も李一族だろ」って言われたときは、地球の破壊が進んでいるのは人間だとして全人類の抹殺を企んだマスターアジアを思い出してしまいました。じゃあ自分が真っ先にいなくなればいいじゃんと子供の頃は思ったものです。月龍の場合は復讐ですからこの場合とは違いますが、もし月龍が李一族を始末したときには自分も命を捨てるのではないかなと想像してしまいました。

そして登場したブランカ。これは最初の構想では女性キャラだったようですね。ブランカというのは女性に付けられることが多いのもその名残りでしょうか。それにしてもキッパードは眼鏡かけただけの変装でアッシュだって気付かないって、どんだけ性欲まっしぐらだよ…。まあ政治家なんてみんな性欲か支配欲か金銭欲に取り憑かれた人間ばっかなんでしょうが。

最後にバナナフィッシュの元なったとされるブルグマンシアは別名エンジェルトランペットの方が有名でしょう。結構人気があって花屋さんにも売ってるんですが、こういうのって普通に売っていいのかといつも疑問です。