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アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』4話感想 - 遠隔自動操縦型スタンド「ブラック・サバス」

秋アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』4話「ギャング入門」感想です。

前回のあらすじ

パッショーネ」に入団するというジョルノの覚悟を理解したブチャラティは、
ジョルノに入団試験を受けさせる。

試験を出すのは刑務所に収監中の幹部・ポルポ。

ポルポはジョルノに炎が灯ったライターを渡し、24時間、炎を消さないよう命じる。

しかし試験に臨むジョルノの前に、
盗まれたパスポートを取り返すため、康一が現れた。

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あらすじ

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再点火を目撃したジョルノにもその攻撃の矛先を向けるポルポのスタンド。ジョルノはいくら幹部と言えども、自らの生命の危機に瀕してはやむを得ないと反撃を開始する。

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ジョルノはゴールドエクスペリエンスの感覚を暴走させる能力を使用するが、戦闘を決する手段とは至らなかった。しかし感覚が暴走する事によって、動きが緩慢になったポルポのスタンドの能力を見破るジョルノ。影の中しかこのスタンドは移動できないことがわかったのだった。しかしそのパワーは圧倒的であった。

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そこに康一が現れる。彼もまた再点火を目撃した1人であった。康一を標的に攻撃を開始するポルポのスタンド。康一のスタンドであるエコーズが引きずり出される。それを身を挺して助けるジョルノ。康一はジョルノが掃除夫に何らかの危害を加えたのではと疑っていたが、ジョルノの言い分を信じ、ジョルノの覚悟に同調した康一は矢の説明をする。ジョルノはポルポの試験がスタンド能力を発現できるかどうかであると理解する。またポルポのスタンドが遠隔自動操縦型であるとも説明を受ける。

ブラック・サバスの影の中以外、日光の当たる場所では活動ができないという弱点を突くべく、共闘を開始する2人。危機に陥るジョルノだったが、エコーズの協力により、ブラック・サバスを日光の元にうまく引きずり出すことに成功。

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なんとか退けられたジョルノだったが、まだ完全にポルポを倒したわけではなかった。自動操縦型のスタンドは本体へのフィードバックはほとんどないと康一は言う。ジョルノは自分の夢を康一に語り、承太郎への連絡はやめてほしいと説得する。

翌日、監獄にてポルポと対面するジョルノ。パッショーネへの入団試験に合格し、晴れてその一員となり、団員の証であるバッジを手に入れる。

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ポルポは侮辱するという行為に対しては殺人も許されるという言葉を発した。ジョルノは掃除夫のじいさんの生命を侮辱したポルポを許すことはなかった。スタンド能力を使い、ポルポを自決したかのようにみせかけ、始末するのだった。

感想

今回は遠隔自動操縦型スタンドである「ブラック・サバス」との戦闘がメインのエピソードでした。このスタンドの設定(影の中しか移動することはできない、自動で予めインプットされた行動を行うが持ち主にはフィードバックがなされない、このような制約はあるものの限定条件下では非常に強力)は後のハンターハンターの念能力の設定に繋がっているというのが非常にわかりやすいです。ジョジョの場合は良くも悪くも状況や展開によっていくらでも能力の幅が変わってしまうのが特徴的なのですが、後のハンターハンターではより緻密に組み立てられています。スタンド能力は使い手が自由にデザインすることは不可能に近い設定ですが、自分の得手不得手を理解し、どのようにそれを活かした能力を設定するかなどの要素も加わっている念能力は冨樫義博という漫画家の特性がよく発揮されているなと感じます。

次回からはブチャラティのチームの一員となり、本格的にストーリーが動いていきます。ここからは結構長い間、仲間のスタンド能力の説明と披露の機会が中心になるため、ジョルノは本当にサブ的な部分を担うことがほとんどです。主人公らしく純然たる戦闘力が高いタイプでないので、そうなるのも仕方がないのですが…それでもその胆力と頭脳で仲間を窮地から救う活躍は多くあるので、主人公らしさがないというわけでもありません。前線に立ち活躍するだけではないキャラクターを描きたかったのかもしれないと感じます。

どうでもいい話なんですが、今回ジョルノと康一の共闘が描かれましたが、この2人の中の人である梶裕貴小野賢章はどちらも花澤香菜と噂があったんですよね…