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アニメ『色づく世界の明日から』4話感想 - コミュ力おばけの琥珀の登場でなんだか華やかに

2018秋アニメ『色づく世界の明日から』4話「おばあちゃんはヤメテ!」

前回あらすじ
新入生を対象に、部活に体験入部する「クラブ活動紹介」が始まった。唯翔が描いた絵が忘れられない瞳美は、写真美術部を訪れる。自分に色覚がないことを隠したまま、唯翔に促され、生まれて初めて絵筆を手に取る瞳美。さらに彼女はそのまま、写真撮影会にも参加することに。胡桃に懇願され、撮影のモデルを務めることになる瞳美だったが、そこで思いも寄らぬトラブルが彼女の身に降りかかる。

第4話あらすじ


© 色づく世界の明日から製作委員会

琥珀が留学から帰ってくる。抱きつく琥珀に瞳美は祖母の面影を見るのだった。琥珀コミュ力お化けだった。クラスメイトに英国で学んだ魔法を披露するも、暴走してしまい、復校初日に始末書を書かされてしまう。琥珀は写真美術部に見学にやってくる。千草の喫茶店で文化祭の催しを考えるメンバー。絵と写真を組み合わせた作品集を発表することに決まり、夜景の撮影を行うことになり、琥珀はそれにも見学したいと申し出る。写真美術部にもすぐに馴染んだ琥珀を見て、瞳美は憧れを持つ。


© 色づく世界の明日から製作委員会

その夜、瞳美は琥珀に色が見えないことを打ち明ける。魔法使いが2人いればなんとかなると琥珀は言うが、瞳美は自分の魔法に自信が持てなかった。すると、琥珀は今日の魔法の暴走は瞳美の魔法だという。


© 色づく世界の明日から製作委員会

瞳美はあさぎの家でカメラを借りて、夜景の撮影に学校に赴く。千草が胡桃を怖がらせてしまい、2人は校内に待機。他のメンバーは屋上に上がって夜景を撮る。瞳美と琥珀の名字が両方月白だということを不便に思ったメンバーは2人の呼び方を考える。

あさぎ「じゃあ下の名前で呼んだらどうですか?
将「えっ…いや、だけど…
琥珀遠慮しなくていいですよ!
将「…じゃあ、ひ、瞳美と琥珀で。
唯翔「翔、顔真っ赤になってる
将「じゃあおまえも呼んでみろよ!
唯翔「琥珀と…月白さん

写真を撮っていると唯翔が近づいてくる。

唯翔「モノクロ写真って水墨画と同じで、色彩がない分見ている人のイメージが広がるような気がする。色が少ない方が大事なものがよくわかるのかもしれないね。


© 色づく世界の明日から製作委員会

すると胡桃と千草が幽霊を見たといって屋上に駆け上がってくる。実はその幽霊は琥珀の魔法だった。窘める瞳美に琥珀は楽しんでもらえるならいいと言う。

琥珀私はみんなの笑顔が見たいの。魔法でたくさんの幸せな笑顔を届けたい。せっかく神様から授かった力だもん。世界にお返ししなきゃね。


© 色づく世界の明日から製作委員会

話していると、琥珀は瞳美を孫と呼んでしまう。そして瞳美は、自分が琥珀の孫だと言うことを写真美術部に打ち明ける。不安だったが、いつもと変わらず接してくれるメンバーに安心する瞳美だった。琥珀は写真美術部の魔法部として活動するようになる。

感想

唯翔がなぜ瞳美だけを苗字で呼んだのか?

月白姓の2人を区別するために唯翔が「琥珀と月白さん」と呼んだところは印象的。まあ普通に考えると、瞳美はまだ写真美術部に馴染んでいないから他人行儀になってしまったとかが考えられるが…。唯翔が瞳美に好意を持っているから照れ隠しで、と考察できなくもないですが、それはあんまないような気がします。

最後の琥珀としゃべっているシーンを見る限り、唯翔は琥珀の方に親しみを感じているような感じがします。それで瞳美の祖父が唯翔ではないか?とも予想されるわけだけど、瞳美は祖父のことを知っている素振りを見せていたので、もし祖父だったら分かりそうなもんだし違うのかなとも思う。唯翔が祖父だったら瞳美は祖父に淡い好意を抱いていることになるので、それも気持ち悪くはあります。このあたりはまだよく分からない。

あらすじ内に書いた唯翔の「モノクロ写真って」からのセリフが良かったです。瞳美のコンプレックスだった色が見えないことを、モノクロ写真を肯定することで彼女自身を自然と肯定しています。瞳美が唯翔に好意を抱きつつあるシーンの1つではないでしょうか。

その他のメンバーの恋の行方

あさぎは将を気にしているシーンがありましたので、将に好意を抱いているのでしょうか。一方で、将はあさぎよりも瞳美を意識しているシーンが多く、瞳美に好意を持っているものと思われます。胡桃と千草はなんだかんだ言って両想いという関係でしょうね。ここを考えるときもやっぱりキーになるのは琥珀と唯翔で、関係図を完成させるのにはもう少しかかりそうです。

その他の感想

瞳美は同じメニューを頼むけど、琥珀は違うメニューを頼むところなど2人の性格の対比が細かいところで描かれているのは良かったです。琥珀が引っ掻き回すような展開になって3話までと印象が変わりました。よく言えば華やかになったですが、悪く言えばやかましい。私は淡々と関係性を描いていく3話までの方が好きでしたね。今回の舞台は夜だったんですが、せっかくの静謐さが、琥珀の声でぶっ壊されたような感じがしました。未来の琥珀に抱きしめられた1話のシーンと過去の琥珀に抱きしめられた3話のシーンをシンクロさせるための夜でしょうが…

難しいですね。琥珀も引っ込み思案とはいかないまでも普通の子だったら話が進んでいかないし。過去の琥珀を出さないなら過去に戻す意味もないし。ただ琥珀のキャラクターがこのアニメの雰囲気に合ってるのかってのは少し疑問です。えーでちゃんは好きだけど