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アニメ『五等分の花嫁』の制作陣には不安しか感じない件【キービジュアル&声優発表】

先日からアニメ化が発表されていた週刊少年マガジンで連載中の作品『五等分の花嫁』のキービジュアル及びスタッフ、各メインキャラの声優が発表されました。

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原作:春場ねぎ「五等分の花嫁」(講談社週刊少年マガジン」連載中)
監督:桑原智
シリーズ構成:大知慶一郎
キャラクターデザイン:中村路之将、雅楽
プロップデザイン:荻野美希、川石テツヤ
美術監督:斉藤雅己
色彩設計:油谷ゆみ
撮影監督:染谷和正(T2スタジオ)
編集:内田渉(コンクエスト)
音響監督:平光琢也
音楽:田渕夏海、中村巴奈重、櫻井美希
アニメーション制作:手塚プロダクション

■ キャスト

上杉風太郎:松岡禎丞
中野一花:花澤香菜
中野二乃:竹達彩奈
中野三玖:伊藤美来
中野四葉佐倉綾音
中野五月:水瀬いのり

五等分の花嫁という作品

『五等分の花嫁』は週刊少年マガジン2017年36・37合併号から連載開始されたラブコメ作品です。この作品は五つ子であるヒロインの誰かと結婚するという結末から出会いを回想していくという形式で展開されており、明確に五つ子のうちの誰かが勝ちヒロインになり、4人は負けヒロインになるというのが示されています。つまりヒロインレースが見どころとなる作品です。

現在アニメ化されている『寄宿学校のジュリエット』も同じく週刊少年マガジン連載のラブコメ作品ですが、こちらはヒロインレースが主な見どころではなく、ペルシアというメインヒロインは不動であり、主人公とヒロインが付き合っているという秘密を守りながら、いろいろな壁を乗り越えていくのが主なテーマになっている作品。

どちらのタイプの作品がおもしろいと感じるかはもちろん人によりますが、誰が最終的に選ばれるかわからないヒロインレースが中心になっている作品のほうが世に広く受け入れられている気がします。週刊少年マガジン連載作で言えば、『スクールランブル』という作品でも熾烈なヒロイン争いが繰り広げられました。

『五等分の花嫁』がヒロインレース作品としても特徴的なのはヒロイン全員が五つ子の姉妹であり、ビジュアル面や家庭環境面での差異がほぼなく、全員が真に対等な関係からスタートしているということでしょう。作中で外見が同じということを活かした入れ替わり展開が頻繁に行われるのも印象的です。通常のヒロインレース作品であればどう考えてもこのキャラは最終的に結ばれないだろうというのが出てきたりするものですが、この作品は全員が五つ子の姉妹なので本当に最後まで誰が選ばれるかわかりません。

不安感漂う布陣

まず声優に関してですが、以前佐倉綾音がCMで五つ子全員を演じたり、ヒロイン全員に扮したコスプレグラビアを週刊少年マガジン本誌で披露したりしていたので、ひょっとして全員佐倉綾音?と予想されていたのですが、さすがにそれはありませんでした。全員あやねるかと思ったらあやねる四葉だけなんかい。主人公、ヒロインの五つ子担当声優はとても無難なチョイスであり、全員名の知れた有名な人ばかりですので、不安を感じることはありません*1

しかしながら、制作を担当する手塚プロダクションにはちょっと不安を感じます。近年の元請け作品は『戦国無双』、『ヤングブラックジャック』、『だがしかし2』があるのですが、これらを見て期待できるな!と思う人はかなり稀であるでしょう。

そして今回発表された一番大事なキービジュアルですが、これがまた微妙な…この絵を見てクオリティ高いな!と思える人もあまりいないと思います。実際に制作されるアニメの作画よりも気合を入れて描かれるのがこのキービジュアルです。そうであるにも関わらず、この仕上がりというのはなんだか…

今期盛大に作画崩壊を起こしてしまった『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』もキービジュアル時点では別に問題は感じませんでした。個人的にキービジュアルで不安感を持たせられるのはあまり見通しが明るくないなと感じます。

今期テレビで放送されている『寄宿学校のジュリエット』はアニメとしてのクオリティはとても高いです。同じくマガジン連載作の『五等分の花嫁』も原作人気はとても高い作品であると感じますので、実際の作品を見るまでなんとも言えないのですが、それに見合うクオリティのアニメを期待したい。

五等分の花嫁(1) (週刊少年マガジンコミックス)

五等分の花嫁(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

*1:本音を言えば三玖担当にみっくこと伊藤美来はちょっと不安