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アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』3話感想 - ゲイナーばりの愛の告白が見れるアニメ

秋アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』3話「君だけがいない世界」感想です。

前回のあらすじ

藤沢を離れ、大垣まで行っても桜島麻衣のことを覚えている人は一人もいなかった。
咲太は麻衣と共に学校に戻るが、そこでも友人の双葉理央から学校内で自分以外に麻衣のことを覚えている人間はいないということを聞かされる。 麻衣を忘れていくのは、ある行為に起因するものだという仮説を聞いた咲太は、麻衣の記憶を失わないように奮闘する。
そして、そんな咲太の姿を見て、麻衣も一つの決断を下すのだが……

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 あらすじ

朝を迎えた咲太の前には変わらぬ麻衣の顔があった。一夜明けても麻衣は依然として咲太以外の者の目に映ることはなかった。

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学校に戻った2人だったが、咲太と双葉理央以外は桜島麻衣のことを覚えていはいなかった。理央と咲太がなぜ桜島麻衣を覚えているのか。2人の共通点は寝ていないこと。そこで理央は1つの仮説を語る。麻衣は学校で空気のように扱われているので、観測者がいない、観測者がいなければ存在することはできない。

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しかし一度眠れば、意識が途切れれば彼女のことは観測できなくなる。そこで咲太は目覚めた後の自分へこれまでの経緯を伝えるためノートに書き残す。

翌日も咲太は眠らなかった。その翌日も。当然朦朧としていく意識と戦う咲太。今はテスト期間中であり、麻衣は咲太に勉強を教えてくれるという。勉強中、咲太は意識を失う。それは彼の様子を見かねた麻衣が睡眠薬を飲み物に混ぜたからだった。

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翌朝、妹に起こされる咲太。ことの経緯が記されたノートを見つける。しかし自分で記したノートの文字でも桜島麻衣の名前を認識はできなかった。気にもとめない咲太だったが、誰かの視線を感じた。双葉理央は咲太にヒントが記された手紙を渡す。そこには愛を示せと書いてあった。

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テストでは彼女と勉強した問題が出題されていた。それにより麻衣のことを思い出すことができた咲太はテスト中にも関わらず教室の外へ走り出す。

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グラウンドに立った咲太は大声で桜島麻衣への愛を叫ぶのだった。全校生徒が見守る中で桜島麻衣と咲太は再会する。

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痴話喧嘩をはさみながらも咲太と麻衣は喜び合うのだった。こうして世界は桜島麻衣を取り戻した。かくて咲太は青春ブタ野郎となったのだった。

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感想

青春のむせ返るような匂いを感じることができる1巻の結末でした。麻衣と勉強していた問題が出題されることにより、麻衣のことを思い出し、グラウンドまで駆けていくシーンは本当にギャルゲのクライマックス的な展開。最後は未成年の主張ばりに全校生徒に対し麻衣への愛を声高に叫んで解決するという力技。ここはキングゲイナーを思い出します。個人的には咲太が麻衣を認識できなくなってから割とすぐに再会出来てしまっているのが、あんまり感動がないと感じました。クライマックスとしてわかりやすく見栄えする展開を作り出しているのは評価できます。

しかし思春期症候群というものが話の都合によってどのようにでもできる存在ですので、その問題の解決法もすんなりと腑に落ちるものにはならないですね。観測者が桜島麻衣を空気としてしか認識していないから、存在が認識できなくなってしまう。それを認識させるためには彼女を強く認識させればいいという理屈は、シュレディンガーの猫を使いたかったからと大声で全校生徒の前で愛を叫ぶという展開を作り出すためのものであると思ってしまう。

展開に関してはともかく、問題解決のヒントをくれる双葉理央はとてもいい立ち位置のキャラだと思います。彼女がメインのエピソードが早く見たい。