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アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』2話感想 - ラノベと言うよりはギャルゲの趣

アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』2話「初デートに波乱は付き物」感想です。

前回のあらすじ

峰ヶ原高校の2年生・梓川咲太は、ある日、図書館でバニーガールと出会う。その正体は、咲太と同じ高校の3年生で活動休止中の国民的女優、桜島麻衣だった。周囲からひと際目立つ麻衣だが、何故か彼女の姿は周囲の人間には見えていなかった。
麻衣から金輪際、私に関わるなと言われるも気になった咲太は翌日、駅のホームで見かけた彼女に話しかける。そして咲太は、麻衣の身に起こっている不思議な現象について聞かされる。

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 あらすじ

5月20日桜島麻衣と行動をともにする咲太。そこで芸能活動を休止した理由を桜島麻衣に指摘する。咲太は麻衣がまだ芸能活動をやりたいのなら芸能界に戻るべきだと言う。その芸能活動休止の理由の情報は業界関係者のアナウンサーである南条文香からもたらされたものだった。その情報を得る代わりに咲太は思春期症候群に関わる自分の胸の大きな傷跡の写真を撮らせていたのだが、麻衣はそのことを知ると、南條文香に連絡をつけ、自らの芸能界復帰の独占取材と引き換えにその写真を世に公開するなと約束をつける。

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そして麻衣と咲太は日曜日デートすることに。5月25日、デートに向かう途中の公園で泣いている女の子を見つける咲太だったが、高校の後輩である古賀朋絵に出会い、トラブルに巻き込まれる。

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約束の場所である駅に到着した頃には待ち合わせの時刻からは1時間半経っていた。しかし彼女は待っていた。電車の中でなぜ咲太が自分に構うのかと尋ねる麻衣。最初は冗談で煙に巻こうとする咲太だったが、本当は以前に妹の思春期症候群で誰にも頼れなかった時にとある人に助けられたことが記憶にあるからであると言う。その人は牧之原翔子。彼女を追いかけて峯ヶ原高校に入学したが、彼女がいたという痕跡はどこにもなかったと語る咲太。

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そこに麻衣のマネージャーである母親が現れる。麻衣が呼び出していたのだった。芸能界復帰の話をするつもりだったが、彼女はすでに麻衣のことがわからなくなっていた。娘などいないと言われ麻衣はショックを隠しきれない様子。その後、いろいろな人に有名芸能人であった麻衣のことを知らないかと聞いてまわる咲太だったが、誰も彼女のことがわからなかった。南條文香も例外ではなかった。彼女のことが見えなくなるだけではなく、そのすべてが記憶から消えていく。咲太はそんな麻衣のそばにいようとする。そして麻衣と一緒に彼女のことを知っている人を探すため、岐阜県の大垣までたどり着く。ホテルに2人で泊ることに。麻衣がシャワーを浴びている間に咲太は友人の国見佑馬に連絡を取り、助力を請う。彼を介して双葉理央に連絡を取り、学校に原因があるのではないかとヒントを得る。1つのベッドで横になる2人。不安さを隠しきれない麻衣だったが、強がりを言うのだった。そして眠りにつく前、感謝の言葉を口にする。

ありがとう、私を諦めないでいてくれて、ありがとう。

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感想

この作品は私の目から見るとギャルゲっぽく映ります。ヒロインの問題を解決しながらそのヒロインとの仲を深めていく展開や一見すると現実の世界と変わりがないのにわずかに超常的な現象が起こるという世界観はゲームのものと近いと感じる。

そして出てくるヒロインが全員とても魅力的です。この一点のみで見続けることが出来ます。メインヒロインの桜島麻衣は皆に忘れられていく状況であり、大きな不安に見舞われていますが、そこでも素直な弱さを見せまいとする姿がとても印象的です。ヒロインの1人である双葉理央も頼れる知識のある存在として描かれていて惹かれます。ネタバレになりますが、彼女は主人公に矢印が向いているわけではないようですね。まあ彼女に限らず、麻衣以外のヒロインは主人公と恋仲になる役割ではないみたいですが。

今回、回想で登場した牧之原翔子に関する作品全体の中でも飛び抜けて重要なエピソードが映画として公開されるようです。このエピソードは原作では6、7巻に収録されているようなので、1クールでそこまで到達は出来ないと言う判断なのでしょう。今は映画のほうが収益性が高いようですし。