かおすもにゅめんたむ

アニメ・アイドルのブログ

アニメ『ゾンビランドサガ』2話感想 - ラップバトル フリースタイルダンジョン始まる

2018秋アニメ『ゾンビランドサガ』2話「I♡HIPHOP SAGA」感想です。

前回あらすじ
その生きる屍は、ある洋館でひっそりと目覚めた。それはただ、自分が誰かも、その場所がどこかも、何もわからぬまま、徘徊するのみ。やがて生きる屍は、恐るべき現実を目の当たりにし、自らの運命を告げられる。偽りの仮面をかぶり、闇の中を歩き続けるしかないのだと。そして、生きる屍に天からの光が差した時、人々は聞くだろう。狂乱の中に響き渡る叫びを。
その、破滅の叫びを。 ―――――《巽幸太郎》の日記より

第2話あらすじ

音楽によって正気を取り戻したサキ、愛、純子、ゆうぎり、リリィ。巽幸太郎プロデューサーからご当地アイドルをやって佐賀を救えと命令されるが、愛は佐賀出身じゃないしゾンビがアイドルなんか馬鹿馬鹿しいと拒否する。しかし巽はゾンビが外に出てもスプラッター映画のように殺されるだけだと言う。

その夜、愛と純子は屋敷から脱走する。さくらは実際警官に撃たれた経験があるので2人を止めるが、愛は無理に金網をよじ登る。さくらが愛に抱きついて逃げるのを阻止しようとするが、腕が外れ2人で地面に落下してしまう。

外に出た3人はヒップホップ育ちの男3人にヒップホップでナンパをされる。そこに警官がナンパを止めようとするが、ラップバトルが始まってしまう。そして警官の持つライトが3人の顔に当たったとき浮かび上がったのはゾンビの顔だった。恐怖に慄く警官は3人に向けて発砲してしまう。

1人でレッスンを続けるさくらにサキが何で巽の言いなりになっているのかと問いつめる。

サキ「あたしはお前とはちげぇ!やりたいことしかやらんし、根性あるやつしか認めん!
さくら「サキちゃんのやりたいことって…?
サキ「全国制覇に決まっとるやろうが

ライブ当日。特殊メイクを施してもらい人間と遜色ない顔色になった6人。グループ名を「デス娘」から「グリーンフェイス」に変更して舞台に臨む。ところがまだ正気に目覚めていないたえが好きなスルメを客席に見つけ、噛みつきに行ってしまう。

なんとか静止させようとするさくらだが、強く引っ張りすぎて腕が抜け、頭も外れ観客席に飛んでいく。マジックだと取り繕うさくらだが、サキの悪ノリについにキレる。サキもそれに応酬しフリースタイルバトルに発展。

さくら「まだ終わっちゃいねーだろ!むしろ始まったばっかだろ!前に進むしかねぇ、じゃなきゃ生きる屍。まだよギリギリ、考えれる限り。逃げずにやれよ!ぶっ込んでこいよ!特攻隊長ー!

おい、そこで突っ立ってるてめえらもだよ!出来っこないとか言ってんじゃねえよ!最高の才能持ってるくせして、何もしねえで諦めちゃただの廃校。出来ない理由考えんじゃねぇ!できる方法見つけようぜ。ボロボロのゾンビが本気でやんなら、心はまだまだ腐りゃしねぇ!

会場は大盛況。感動したサキはアイドルで全国制覇を目指すのだった。

感想

バカなアニメですね。もちろん褒め言葉です。ここまで突き抜けたアニメは大好きです。最初は宮野真守さんの変なテンションのゴリ押しで1話が面白かったのは設定が珍しかっただけかと思っていましたが、愛と純子の脱走劇からはずっと最高でした。脱走劇で腕が抜けるのと急にラップバトルが始まる展開と、ライブで腕が抜けて急にラップバトルが始まる展開は全く同じなのですが、脱走劇でやったことを超えてくるのがすごいです。

音楽で中田ヤスタカさんがずっとサビのメロディーをバックに流しておくと、サビに入ったときにメロディー自体に既視感を覚えて、より高揚すると何かのインタビューで述べていたのを思い出しました。最初に脱走劇でジャブを打っといて、最後にグッと上げてくるので見終わった後に面白かったという感想だけが残ります。素晴らしいです。

特にえーでちゃんの「前に進むしかねぇ、じゃなきゃ生きる屍」のラインがめちゃくちゃかっこいい。ラップはV6、Hey!Say!JUMPやKis-My-Ft2などジャニーズに楽曲提供しているKOMUさん。えーでちゃんのフロウも良かった。三味線もいい。

キャラクターの表情も豊かで可愛い。特に後半のフリースタイルのシーンは是非見てほしい。ラップの歌詞も上に書いたのが全部じゃないので。これ以外にもサキとのバトルや観客の高齢者に向けたものもあります。Abemaビデオで無料で視聴できます。

今期はなんかつまらないわけじゃないんだけどコレと言ったアニメがあまりなかったのですが、ゾンビランドサガはその中でも抜けています。2話までで言えば今まで見たアニメの中でも上位に位置するくらい好きです。