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アニメ『プラネット・ウィズ』6話感想 - 天狼 Sirius the Jaeger始まる

アニメ『プラネット・ウィズ』第6話「パラディンブレイク・2」感想です。

前回あらすじ

「世界征服」という龍造寺隆の真意を知った鷹取紅華は小瓶を置き、グランドパラディンから離脱した。一方、のぞみは宗矢の記憶が戻ったのではと予想し、帰り道で宗矢に詰め寄る。宗矢は自分が宇宙人であることをのぞみに吐露するのだった。そんな折、グランドパラディンに残っている羊谷葉介と龍造寺岳蔵の2人は、新たに出現したネビュラウェポンと対峙し、岳蔵がコアへ突入する。

第6話あらすじと感想

岳蔵と宗矢の一騎打ち。岳蔵は死力を尽くすが、宗矢/先生に敗れる。岳蔵と葉介は宗矢に小瓶を託し、戦いは終わったのか?と問い掛けるが、宗矢には龍蔵寺隆との戦いが残っていた。

結構さらっと終わった印象。プラネットウィズはだらだらと戦闘しないのが良いですね。

一方、こがね/閣下と隆との戦いも同時に繰り広げられていた。こがね/閣下は未成熟種族の攻撃的進化の抑制と封印であって、破壊でも侵略でもないと自己の行為を正当化しますが、隆は他者の価値観と都合による他者の操作は侵略以外の何者でもないと撥ね付け、ネビュラは傲慢だと反駁、街の破壊も厭わず戦います。

行動自体は疑問がありますが、この隆の反論には一理あります。ただし、隆は武力の管理はネビュラではなく自分自身が行うと言っているので、結局やっているのは独裁者でしかありません。日本の歴史で言えば尊王攘夷に近いでしょうか。

こがね/閣下は超次元シールドを展開。隆のトールハンマーを吸収します。龍蔵寺隆は、地球最強の念動力を持つサイキッカーのはずだが、あまりの強さにシリウス星系の戦闘種族を滅ぼした罪で亜空間に追放する時空追放刑で処刑された龍の生まれ変わりではないかと思うほどだった。ロボット閣下が自分で喋る。いや喋れるんかい。

龍蔵寺隆と戦いに行こうとする宗矢に、岳蔵が隆に伝えて欲しい伝言を頼みます。ここは印象に残ったので書き起こししますが、
岳蔵「隆に世の理不尽に耐え、なお優しい。それが正義より尊いものじゃと伝えてくれんか。」
宗矢「俺は子供に耐えろって言う親は嫌いだ。まぁでも言える暇があったら言ってやるよ。」
「子供に耐えろって言う親は嫌いだ」にはハッとさせられますね。子供いないけど。

先生に銀子が乗り込み、宗矢と2人乗りで戦います。スパロボだと精神コマンド2倍近く使えるから強いなあ…


宗矢/先生の目前にこがね/閣下によるショートワープで転送されて来た隆に一気に攻勢をかけますが、隆は竜化。宗矢と隆は最後の力を振り絞り全力の攻撃をぶつけ合う。宗矢のスーパーウルトラタイガースラッシュで隆の念動巨神装光を破壊。アワアワする銀子かわいい。

生身の殴り合いとなり、最後は宗矢の下駄パンチで隆を撃破。宗矢は岳蔵に頼まれた「優しいのが一番」という言葉を告げ、隆は安らかに砂となって消える。そこで見たのは死んだと思っていた兄の姿だった。

最後が生身で殴り合いになるのは、機動戦士ガンダムを意識しているような気がします。宗矢の仮面を破壊したところも「ヘルメットがなければ即死だった」のオマージュではないかと想像しました。このアニメは台詞が抜群に良いです。「正義なんか下駄ほど役には立たねーよ」も名言です。

さて、ここで第1部完という感じです。兄が出現してきたのですが、今期アニメで死んだ兄との再会と言えば『天狼 Sirius the Jaeger』しかないでしょう。そして次回のサブタイトルはシリウス。十中八九わざとじゃないですからシンクロニシティーが凄まじいです。