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『荒野のコトブキ飛行隊』8話感想 - 用心棒逃げられジョニー

冬アニメ『荒野のコトブキ飛行隊』8話「大飛行船強盗」感想です。

前回のあらすじ
いつも寡黙で感情を表に出さないケイト。そんな彼女が、よく暇を見つけては病院へ見舞いに行っていた。誰に会っているのか――気になったキリエとチカは、見舞いに向かうケイトの後を付けていく。一方、故郷のナンコーに戻っていたナサリン飛行隊は、炎上する油井の消火をオウニ商会に依頼。コトブキ飛行隊にとっても大事な燃料供給先を守るため、キリエとケイトが乗り込んだのはなんと爆撃機! ケイトが提案した消火方法とは!?

あらすじ

イケスカ新市長に就任したイサオから貴重な魚の移送任務を依頼された羽衣丸。この世界には海がないため、魚の存在は特別なよう。この依頼の報酬は莫大であったが、本来ならば彼らには荷が重いものだった。それでもマダムが仕事を引き受け、イサオの手助けも拒んだのは、運び屋としてのプライドからだった。
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案の定、羽衣丸には空賊が襲いかかる。応戦するコトブキ飛行隊であったが、こちらは囮であり、本隊は別にいた。彼らの真の狙いは羽衣丸のハイジャックであった。機内に乗り込んだ空賊達によって、羽衣丸は完全に制圧されてしまう。撤退するように命令されたコトブキ飛行隊はおとなしくそれに従うしかなかった。

空賊たちはイケスカ市に対して要求を出す。それはイサオの市長辞任と自由博愛連合の即時解散であった。要求が飲まれない場合は、羽衣丸を市内に墜落させると宣言する。
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一方、コトブキ飛行隊は攻勢に打って出る機会を伺っていた。サネアツ副船長からの連絡を受け、状況を把握できた彼女たちは作戦を開始する。羽衣丸のレーダーの死角から近づき、内部にレオナとキリエの2人が潜入する。内部にはいたる所に爆弾が仕掛けられていた。そして、ジョニーやリリコの力を借り、ルゥルゥたちを救い出すことに成功するレオナとキリエ。

ルゥルゥの「船長は暁に羽ばたく」という暗号を聞いた乗員たちは一斉に攻勢に転じる。乗員は空賊を圧倒してみせた。その中でもジョニーの働きは別格であった。銃器の扱いに長けた彼は瞬く間に多くの空賊を始末していく。

1人の空賊が機体に乗り、空へと逃げるが、それをレオナとキリエも機体に乗り、追撃する。一方、ブリッジにもルゥルゥたちが乗り込み、取り返すことに成功するが、船は操舵不能に陥ってしまう。空賊たちは形勢が不利と見るとすぐに逃げていくのだった。

そして、イケスカ所属の戦闘機たちが羽衣丸に迫っていた。彼らは領空を侵犯すれば、容赦なく攻撃してくるはず。そこでルゥルゥはコトブキ飛行隊に羽衣丸を攻撃し、中のヘリウムを抜くことで、軟着陸させるよう指示するのだった。
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なんとか作戦は成功した。戦闘機の整備がてらジョニーの過去について花を咲かせるコトブキ飛行隊だった。

感想

今回はけっこう面白かった。羽衣丸が窮地に陥り、乗員たちが生身で活躍する話でした。バーのマスターやってるジョニーが強すぎる。完全にチートキャラ。生身のアクションシーンやりたかっただけだろと思わないこともありませんが、見ごたえはありましたし、意外なキャラが意外な活躍をする話が好きなので良かったです。

空賊たちの狙いはイサオを失脚させることと自由博愛連合を解散させるというものでしたが、これはマッチポンプで彼らの裏で糸を引いているのは実はイサオ自身なのではないのかと思ってしまいます。現状ラスボスのような役割を任せられる存在はイサオくらいしかいないのでそんな気が。

そして、今回はキリエの飛ぶ意味にもスポットが当てられました。子どもたちに大切なものを答えられませんでしたから、大切なものが今のキリエには存在していないということでしょう。キリエが飛ぶ意味を見つけるというのがこれからのテーマになりそう。