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『ケムリクサ』6話感想 - だいだいさん全文 考察班垂涎のアニメ

『ケムリクサ』6話感想です。

前回あらすじ
四島へと入った一行。道無き道を進み、ようやく線路を発見したが、車輪が壊れていた。わかばが、みどりちゃんを列車に噛ませ車輪を装着すると軸が直り、ボルトも嵌まって車輪が完全に回復した。みどりちゃんの能力は修復することのようだ。そして、六島へ繋がる洞穴へと到着。六島へ渡る前に休息を取ることに。夜、わかばは眠れず、外に出ると口の悪い女の子と出逢うのだった。

第6話あらすじ・感想


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

わかばと出会った女の子は、わかばをアカムシだと勘違いして黄色いケムリクサの電撃攻撃?でいきなり襲いかかる。わかばは避けたときにつけた傷の修復のためにみどりちゃんを使い、りつから貰ったと告げると、女の子は戦闘態勢を解き、気さくになる。彼女はりくと名乗った。

りくは同じく触覚があるわかばに親近感を抱く。友好の印に背中を掻いてもらうっていう表現は面白いな。動物的だからけもフレの経験があってこそかも。りんは本当は泣き虫だけど、みんなの前では強がってるというエピソードを聞いてりんを見る目がちょっと変わった。りくは「ぬくい」ところに用があると言ってたけどアカムシか?

わかばはりくにケムリクサの使い方の教えを乞う。わかばがケムリクサ出す前に、りくが何を持ってるか知ってるような感じだったが、これ伏線っぽいな。りょくとも通信してたし、りんの居場所も知ってた。あいちゃんが弱っていることも知ってて、わかばにあいちゃんを手渡した。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

わかばだいだいさんを使ってみる。

このせかいのしくみについて
これじぶんでもかけそうじゃん てことでかいてみる
いろいろしりたいけど まずじぶんたちのことをしって いきぬかないと
けむりくさがだいじっぽい ひからせるのはりくしかできない しゃくだ
わたしたちや けむりくさの えねるぎーとしてみずがひつようみたい
このせかいはいくらかのしまで できている あいだにかべ?
むかしはひとがいた? かなりたくさんいたっぽい どこいったんだろ
もじがべんりじゃん このむずかしいのよめたら もっといろいろわかりそう
さいしょのひとはなにかかくしている? しんようしていいのか?

分割後の私へ
分割後の私へ。これを見ているという事は何かトラブル?
記憶の葉を持っている私が1人いるはず。詳しくはその子に聞いて。大体解決すると思う。
無いと思うけど記憶の葉が機能していない場合、まずは何度か開くかしてみて。
分割後はケムリクサで動くことになるから、お腹は減らないけど水はちゃんととって。
あれ、文字って読めるよね?ここまでよめてるよね?読めない場合は共有すること。
さいご、念のためにだけど、私たちの目的は、(白塗り)
ごめん。ここについては忘れて。すきにいきてもらえるとうれしい。記憶の葉も。

分割後の私へ残したということは分割前の人が書いたということだから、さいしょのひと?ひらがなの方を書いたのはりくに嫉妬しているから、りくではないし、知的好奇心が旺盛なりょくか?ここの漢字の書き置きの不穏なBGMが上手い。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

わかば達は再び湖に向けて進み始める。すると枯れた巨木のみどりちゃんの木を発見。だいだいさんで調べると、それは近くに水がある証拠だという。りつが「りょくちゃん…」と言っていたので書いたのはりょくだな。そして霧のかかった湖を発見する。


これは考察好きには垂涎の内容だなあ。私はアニメを製作者の意図を超えて考察して、無駄に深遠なアニメだと権威付けするのはあまり好きではないけど、そういうのが好きな人もいるのはわかります。製作者の意図があるであろう内容で言えば、例えば、りくやりょくは生きているのかとか気になりますね。りん達となぜ行動を共にしないのか、それは共にできないと考えると、もう生きていない状態なのかとも考えることができますが、どうなんでしょうか。りくやりょくは、りん達の動きも逐一把握しているような感じもするので、あたかも天国にいるような感じなのかとすら思ってしまいます。そして記憶の葉とはなんなのか?記憶の葉を開くとは何か?記憶の葉を持っているのは誰か?めっさ気になります。

考察しなかったとしても、この徐々に謎が明らかになってくる感じには不覚にもワクワクします。仄めかしが上手いなと。先が気にならせるアニメという点では最上級のやり口です。りくの声優は天沢カンナ。新人声優でした。