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『荒野のコトブキ飛行隊』2話感想 - 西部劇のようなBGMに乗せて展開される空戦

冬アニメ『荒野のコトブキ飛行隊』2話「さすらいの6人」感想です。

前回のあらすじ

用心棒としてオウニ商会に雇われていたコトブキ飛行隊が酒場で食事を楽しんでいると、商船・羽衣丸に空賊の襲撃を知らせるサイレンが突如鳴り響いた!愛機“隼”のエンジンに火を入れ、空へと飛び立つコトブキ飛行隊。一方で、ひと足早く先陣を切っていたナサリン飛行隊の面々は、想定外に手強い敵に次々と撃墜され大ピンチに陥ってしまい…。「コトブキ飛行隊、一機入魂!」の掛け声とともに、彼女たちの戦いが今始まる!

 あらすじ

キリエは食事の席で前回のスタンドプレーをレオナから責められる。怒られるのはいつものことであった。そこに副船長から新たな依頼が舞い込む。そのとき外から諍いの声が聞こえてくる。それはコトブキ飛行隊の1人であるチカと自警団が争う声だった。

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巻き込まれパンケーキが犠牲になったことによりチカの自警団との争いに加勢するキリエ。チカは怪我をして入院していたが最近退院したのだった。

共に叱られるキリエとチカ。キリエとチカは似た者同士であり、共に張り合っているようだった。マダムルゥルゥから依頼の内容を聞くコトブキ飛行隊。

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それは評議会議員の護衛の依頼。どうやら議員であるユーリアとマダムルゥルゥは浅からぬ因縁のある仲であるよう。評議会の機体と共に護衛するのがコトブキ飛行隊の任務であった。護衛に関する打ち合わせを行うコトブキ飛行隊は、シロクマ団という空賊に襲われる可能性を語る。

ルゥルゥとユーリアの関係が気になったチカとキリエはそれを探ることに。ユーリアの政治的スタンスが彼女の口から語られる。ルゥルゥとユーリアはキンダーの頃からの付き合いだった。そして空賊離脱者支援法を通そうとしているとの話を聞くキリエとチカ。

キリエとチカがユーリエのことを嗅ぎ回っているのが気付かれたとき、敵襲のサイレンが鳴り響く。キリエの援護につくことを良しとしないチカであったが、文句を言いながらも出撃する。

「コトブキ飛行隊、一機入魂!」

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敵はシロクマ団だったが、その機体も数も事前の情報とはまるで違っていた。機体は飛燕、数も30と圧倒的な戦力であった。評議会の機体は次々やられていく。それでもコトブキ飛行隊は応戦する。そしてキリエとチカは機体の動きを完全にシンクロさせることによって敵を倒すのだった。

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目的地までユーリエを送り届けた羽衣丸。ユーリエは本当はルゥルゥが好きでたまらないのでつっかかっているのだった。

感想

この作品はCGモデルと手描き絵がけっこう頻繁に入れ替わります。完全にCGモデルが制作されていないキャラクターが手描きなのは当然ですが、CGモデルが存在するキャラクターでもそうではないキャラクターと画面上で絡ませる場合には、手描きになるみたい。以前この枠で放送されていた『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』もCGと手描きが混在するアニメでした。あちらは戦闘用の衣装のモデルしか存在しなかったようで、CGのシーンは少なかったですが、今作は大半がそれです。どちらの作品も完全なCGにこだわっているというわけではなく、制作の手間を少しでも軽減するためなのかなと想像します。

今回は世界観の説明も会話中で盛り込まれていました。大半が荒野であるこの世界はやはり豊かな世界というわけではなさそうですね。ガルパンとは違い、この世界の成り立ちやコトブキ飛行隊が向かう先もこれからの展開として見どころになりそうです。

コトブキ飛行隊の新たなメンバーであるチカが登場しました。まあ元からメンバーではあったようですが。声優は富田美憂。顔が最近変わりすぎているのが気になる。チカはキリエとキャラクター的にカブる部分があるので、登場をちょっとずらしたのかな。

それとユーリアというルゥルゥとの百合というこれまたニッチな需要に応えてくれるキャラクターも登場。CGモデルがちゃんと制作されているということは、これからも出番がありそうです。なんか知らんけどガルパンの母親キャラは一部ではめちゃくちゃ人気があったりするので、ルゥルゥとユーリアもそういう人気が出るかもしれない。

そして毎度の見どころになる空戦シーンですが、前回よりも見やすくなっていた印象。前回は空戦シーンそのものを見せていく感覚でしたが、今回は西部劇を思わせるBGMがあり、キャラクター同士のかけあいもたくさん入っていて、機体の動きを完全にシンクロさせるなどアニメらしい演出が多く見られました。