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アニメ『どろろ』2話感想 - 百鬼丸はいつ喋るのか

冬アニメ『どろろ』2話「万代の巻」感想です。

前回のあらすじ

時は戦国。醍醐の国の主である景光は領地の繁栄のため鬼神と取引し、対価として生まれる我が子を差し出した。時は流れある日、幼い盗賊どろろは妖怪に襲われている所を謎の少年に助けられる。その少年の身体は、どこもかしこも造り物なのであった。

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あらすじ

 どろろと百鬼丸はなぜか一緒に旅をするようになっていた。2人はやがて万代という女性が治める村に辿り着く。その村はなぜか豊かだった。この村が怪物に困っているという話を聞きつけ、それを退治することで礼金をせしめようと企てるどろろ

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村でもてなされ馬小屋で2人が一晩過ごしていると、それらしい怪物が現れるが、百鬼丸はそれを切ろうとはしなかった。翌日、2人は万代と出会う。どろろは彼女の美しさに見惚れたが、万代と対面した百鬼丸は彼女に刀を抜く。

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その結果、2人は土蔵に閉じ込められてしまう。そこには先客がいた。それは盲目の法師琵琶丸。彼は百鬼丸と同じく目が見えなかったが、目には見えないものを見ることができた。それは百鬼丸も同様だった。

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土蔵の井戸を通り、地上に出た百鬼丸たちは再び万代と対峙する。琵琶丸は万代の存在が血のような色をしていると語った。万代はその本性を表し、百鬼丸に襲いかかる。百鬼丸にやられそうになった万代は逃げ出すが、百鬼丸はそれを逃さない。竹やぶの中で万代にとどめを刺すのだった。

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この村にやってきた旅人を万代が食うことによって旅人が持っていた路銀を奪い、この村は豊かさを保っていたのだった。村人たちが倒してほしいのは、万代ではなく、どろろたちが馬小屋で見た犠牲になった旅人たちの怨念とも言えるような存在だった。

琵琶丸とも一緒に旅をするようになったどろろと百鬼丸百鬼丸は地面に自らの名前を刻むことで自分の名前を教える。琵琶丸は百鬼丸がかつて川に流された忌み子だと気づく。そして万代を倒した百鬼丸には感覚が戻るのだった。

感想

2話でも百鬼丸は喋りませんでした。前回は皮膚、今回は感覚が戻りましたが、いつになったら喋れるようになるのか…原作でもこんなに長く喋らなかったんですかね。今回のエピソードは手塚治虫らしいなと思える内容でした。まああんま手塚治虫の作品って読んだことありませんが。万代という化物を利用し、旅人を食わせることで路銀を奪い、村の豊かさを維持していたというオチは、なかなかにブラックです。

描写がリアルであるが故ですが、豪華さや立派さがいまいち伝わってこないなと。万代の屋敷を見てどろろが感動するのがいまいちピンときませんでした。時代背景としては、このくらいの地味さが本当に近いのかもしれませんが、わかりやすいアニメ的表現に慣れていると、どうにも画面が地味すぎるように感じてしまいます。