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ローラが野生動物に餌付けをして炎上 - 辺野古基地を巡る政治的発言について思うこと

辺野古への米軍基地移設に反対するインターネット署名を集めたことで、話題になっていたローラだが、今回ローラが訪れたミシシッピで野生動物に対して餌付けをしたことに対し、生態系の破壊ではないかと炎上している。

ローラの政治的発言の経緯

ローラは12月18日にインスタグラムでファンにこう呼びかけた。

We the people Okinawaで検索してみて。美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう

この呼びかけに賛同した人が10万人以上署名を行なったが、一方で「芸能人が政治的発言をするな」という批判もあり、賛否両論となっている。

ワイドショーでもコメンテーターの意見は分かれ、例えばTBS系『サンデージャポン』では、デーブ・スペクターは「CMタレントを専門にしているローラがリスクの高い発言はすべきでない」「辺野古回避したとして対案はあるのか」と批判した。西川史子も「対案がないなら発言するな」「もっと勉強してから言うべきだ」と、堀江貴文も「ローラが発言することで基地問題が膠着するから言うべきではない」と批判した。

一方でテリー伊藤杉村太蔵とMCの太田光は、ローラを擁護している。テリー伊藤は「対案がなくても発言することが大事」「勉強不足は誰にだってあるのに発言するなというのは失礼」、杉村太蔵は「民主主義は思っていることをなんでも言う権利がある」、太田光は「ファッションやお笑いなどあらゆるものに政治的要素が内包されているので、ローラが政治に関心を持つのは当然」だとした。

私は、後者の意見に賛同する。特に太田光の発言は含蓄がある。太田光はお笑い芸人だからか、ちょっと極論を言いがちなところもあるが自分に中にちゃんと哲学と知識があって、それだからこそ政治家とも渡り合える話術があるのだろう。

アメリカでは芸能人が政治的発言をすることはいたって普通だし、大統領選でもハリウッドセレブが誰々の応援をしただのと連日のように日本でも報道された。藤田ニコルも言っていたが、日本ではタレントが政治的発言をすると生意気だとかなんとか言われることが多いが、タレントだろうがなんだろうが政治に一切関係せず生きている人はいないので誰でも口を出していい。無勉強が発言してはいけないのであれば、一般市民の選挙権を剥奪して、知識層だけに投票権をあげればいいのではないか。

野生動物への餌やりが炎上

しかしそのローラがミシシッピ州で野生動物への餌やりを行った写真をインスタグラムにアップした。野生動物への餌やりは生態系を破壊する行為とされることが多く、環境問題に関心があるはずじゃなかったのかと疑問の声があがっている。ローラは批判を受けて写真を削除した。

 タレントのローラが、自身のインスタグラムで明かしたある出来事が話題になっている。

 ローラは25日に自身のインスタグラムを更新。「クリスマスはわたしの親友の地元ミシシッピにきたよ~!」と報告し、芝生の上に座りこみ、大きく足を広げてリラックスしている自身の写真を披露した。また、その後は大型客船をバックに撮影した自身の写真も投稿し、「ミシシッピの橋をみたあとにお庭にやってくる野生動物たちにいっぱいご飯をおいたよ~…明日の朝どうなってるかな~」とコメント。地面の上に置かれた穀物などのエサの写真もアップしていた。

 これに対し、ファンからは「素敵ですね!」「野生動物と触れ合えるといいですね」といった声が集まっていたものの、一部ネットユーザーからは、「自然の生態系を壊す可能性がある。無責任すぎ」「人と動物との距離を取らないと自然の摂理が崩れる」「動物達は一回のご飯だけでは生きていけません。ローラさんの置いたご飯がまたあると思ってやってきますよ」といった指摘や批判の声が殺到。騒動に発展し、ローラは投稿を削除している。

 「日本国内では、東京都環境局が『野生動物への餌付け防止のお願い』を出している通り、動物と人とのトラブルに繋がりかねないというリスクがあるため、野生動物への餌付けをしないように注意されています。これまで自然保護を訴え続けてきたローラですが、思わぬ形で認識の甘さが露呈してしまった形になってしまいました」(芸能ライター)

 また、18日にローラがインスタグラムのストーリー機能で呼びかけた辺野古埋め立て中止署名への呼びかけも、いまだ尾を引いているという。

 「賛否呼んだ署名への呼びかけですが、今回のローラの行動に対して、アンチファンからは『自然を守りたいからって呼びかけてたのに自ら自然を壊してどうするの?』『一時の感情だけでやってるっていうことがよく分かった』という厳しい声が噴出。投稿が削除されたいまもなお、ネット上で批判が相次いでいます」(同)

 これまで自然保護に取り組み、SNSでも発信してきたローラ。この失敗がすべてを無駄にさせてしまうのはあまりにも惜しいが、果たしてローラが騒動に対応することはあるのだろうか。
引用:@niftyニュース

確かに軽率だったとは思う。私の想像になるのだが、ローラは辺野古基地自体には反対なのだろうが、その理由は環境破壊が良くないからではなくて別の何か政治的信条があるのだと思う。ただあまりに政治的発言が過ぎると、それこそ大炎上してしまうので当たり障りのない環境問題に挿げ替えたのではないか

また日本では餌付けは良くないとされているが、ミシシッピ州のローラの庭では、餌付けがダメとされているのかどうか分からない。人間による直接的餌付けよりも、人間が田畑を作るだけで発生する間接的餌付けの方が圧倒的に問題で、直接的餌付けは生態系に与える影響はあまりに微々たるものだという説もある。
https://fireside-essay.jp/miyazaki/shika/670.html

niftyの記事もミシシッピ州の出来事なのに、なぜか東京都環境局の内容を抜粋している。しかもその理由が「動物と人とのトラブルに繋がりかねないというリスクがあるため」であり生態系の破壊ではない。全然説明になっていないと思う。

ただその後の対応で一番悪手だったのは、ローラもインスタグラムの写真を削除したことだと思う。削除すると自分が間違ったことを認めてしまった上に逃げてしまうことにもなるので、知らぬ存ぜぬの方がよかったのかもしれない。いずれにせよ、勉強不足で認識が甘かったとしても発言は自由だと思っているので、餌付けを以って発言自体をするなとは思わない。反省すべきところはして活動は続けていくべきだろう。