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【オワコンYouTuberランキング】チャンネル登録者数と動画再生数の乖離が最も激しいのは誰か?

YouTubeでアンチの煽り文句としてオワコンというのがある。オワコンとは「終わったコンテンツ」の略で、人気があったけどもう人気がなくなったコンテンツの意味である。

過去にオワコンと言われたYoutuberは一例を出すと有名なところでは、Masuoだったり、マックスむらいだったり、MEGWINだったり、最近では日本のYouTuberにおいてチャンネル登録者数トップのはじめしゃちょーまでオワコン扱いされている。実際のところオワコンと言われたことのないYouTuberはほぼいないのではないだろうか。

オワコンの定義というのは色々考えられるが、一番分かりやすいのは動画の再生数が減少したかどうかというのが分かりやすい。しかし基本的には動画の本数は徐々に増えるし過去の動画も再生されるので、月間の総再生数ではオワコン具合がよく分からない。この記事では、独自の方法でオワコンYouTuberランキングを作成した

※ ここに書いてあるのは、ある一つの手法を用いて導出したランキングであり、本当にそのYouTuberがオワコンであるかどうかを断定するものではありません。他の手法で導出すれば、順位は大きく異なります。

算出方法

チャンネル登録者数はそのYouTuberの動画が再生されなくなっても減ることは少ないという点に注目し、過去10本の動画の再生数の平均とチャンネル登録者数の比を求めるという方法を用いた。アップロードされてから短期間の場合は再生数が過小評価されているので、投稿されたのが一週間以上前の動画を対象とした。

また過去10本の動画の中に告知や案件で平均よりも大きく下回る再生数の動画あったり、逆に曲のPVやたまたまめちゃくちゃ当たった動画が一本あると順位が大きく変化するので、最も再生数の少ない動画と、最も再生数の多い動画を排除して平均を算出した。つまり過去10本のうち8本の動画の平均になっている。

オワコンというからには一回始まっていないといけないので、チャンネル登録者数100万人以上のチャンネルを対象とした。集計した2018年12月18日のチャンネル登録者数100万人以上のYouTuberとその登録者数は以下の通り。企業アカウントとサブチャンネルは除外している*1

チャンネル名 チャンネル登録者数
はじめしゃちょー 7,228,350
Hikakin 6,823,320
Fischer's 5,258,795
木下ゆうか 4,999,189
東海オンエア 3,946,783
すしらーめんりく 3,599,738
水溜りボンド 3,550,943
Seikin TV 3,338,326
ヒカル 2,855,549
桐崎栄二 2,448,089
兄者弟者 2,384,922
ワタナベマホト 2,372,511
キズナアイA.I. Channel) 2,367,939
ポッキー 2,315,460
スカイピース 2,159,713
ラファエル 2,101,286
おるたなChannel 2,062,363
しばなんチャンネル 1,877,812
圧倒的不審者の極み! 1,858,936
禁断ボーイズ 1,815,291
赤髪のとも 1,806,768
キヨ 1,763,670
ブライアン 1,732,949
カズチャンネル 1,591,931
マックスむらい 1,555,787
トミック 1,555,510
レペゼン地球 1,531,669
瀬戸弘司 1,511,440
PDS KabushikiGaisha 1,486,776
へきトラハウス 1,453,872
怪盗PINKY 1,399,169
ジョー 1,376,104
アブ 1,374,259
レトルト 1,335,372
バイリンガール 1,282,132
えむれなチャンネル 1,264,099
カリスマブラザーズ 1,241,038
まあたそ 1,216,323
関根りさ 1,207,938
恭ちゃんねる 1,175,876
kemio 1,147,099
ぐっちの部屋 1,141,890
ケヤキ 1,129,750
よきき 1,120,248
アバンティー 1,115,436
釣りよかでしょう。 1,109,636
Masuo TV 1,108,122
ぷろたん日記 1,100,059
きまぐれクック 1,092,016
さんこいち 1,089,448
はなお 1,088,125
さぁや 1,080,547
ぺいんとチャンネルゥ 1,065,594
ふくれな 1,065,059
MEGWIN TV 1,039,003
ホラフキン 1,000,096

ただし、ゲーム実況者の場合は他のYouTuberと性質が異なり、プレイするゲームによって再生数が大きく異なる。したがってゲーム実況者の場合は一般的なYouTuberと別に数値を算出した

チャンネル登録者数がもっと伸びるであろうYouTuber

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再生数とチャンネル登録者数の比率

まずランキングの下位(オワコンじゃない方)から見ていくと、トップは『圧倒的不審者の極み!』である。色々な材料で包丁を製作するというチャンネルだが、言葉の不要な動画であるため海外からの視聴も多く、チャンネル登録者数に対して3倍というズバ抜けた再生数になっている。1,000万再生を超える動画も珍しくなく、チャンネル登録者数が1,000万人を超える日も遠くないと私は思っている。ただ私自身はあの動画は感心はするが、ここまで人気な理由はよく分からない。

喋りや企画などで楽しませるYouTuberとしてのトップは『まあたそ』である。「岡山が産んだ奇跡のブサイク」というキャッチコピーで美容系が多かった女性YouTuberの概念を壊す面白い企画動画を連発している。でも化粧したら普通に可愛いと思う。

以下『ふくれな』『レペゼン地球』『きまぐれクック』『ブライアン』と続く。基本的には毎日動画投稿ではなく、動画投稿頻度が低めのYouTuberの方が再生数が多くなる傾向にある。それは集計に過去の動画が入ってしまうからという理由もあるが、それよりも時間をかけてクオリティの高い動画をアップしているからだと思う。

ちなみに中央値は0.22である。例に出した『はじめしゃちょー』もその中央値近辺であり、全くオワコンではない。むしろ毎回100万から200万再生の動画を連発するのは凄い。さらにすごいのは『HIKAKIN TV』で、チャンネル登録者数が700万人近くいるのに、再生数はその0.35倍である。親分と呼ばれるだけのことはある。最近お騒がせな『MEGWIN TV』は、チャンネル登録者数が10万人減ったおかげで多少オワコンが改善した。しかしそれはいいことではない。

チャンネル登録者数に比べて再生数が少ないYouTuber

ランキングの上位(オワコンな方)を見てみると、もっとも登録者数に対して再生数が少ないのは『Masuo TV』となった。チャンネル登録者数の4%しか動画を見ていない。最近は1万再生という動画も頻繁にあり、他人ながら心配してしまう。でもマスオさんは優しい。

2位は『キズナアイA.I. Channel)』。正直に言えば、この企画をやる前はキズナアイが1位だと思っていたが、さらにそれより上がいた。バーチャルYouTuberVTuber)のパイオニアであるが、最近のVTuberの濫立で、どんどん個性的で面白いVTuberが現れ、キズナアイの存在感は弱まり続けている。本音で言えばキズナアイの喋りはあんまり面白くないと思う。まあキズナアイはテレビに出れるから良いのかもしれないが。MEGWINもそうだが得てしてパイオニアというものは報われないなと感じる。

3位は『禁断ボーイズ』。ヒカルのVALU騒動から徐々に低調になり、最近は過激系動画も少なくなったためチャンネル登録者数ですら減り続けている。4位は『木下ゆうか』。登録者数は500万人だが、再生数は10万に満たないこともしばしば。大食いYouTuberもたくさん出てきているので分散しているのかもしれない。やっぱりパイオニアは可哀想。

5位は『PDS KabushikiGaisha』だが、個人的に動画のカオスっぷりが私は好きだ。頑張ってほしい。6位は『マックスむらい』。一時期とんでもないオワコンになったが、最近はMEGWIN TVのドッキリと大食いをそのままパクってそこそこの再生数を出している。

付記:ゲーム実況者

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再生数とチャンネル登録者数(ゲーム実況者)

ゲーム実況者の場合は、再生数とチャンネル登録者数の比率はほぼ0.15前後に収まり、実況者によって大きな差異はない。しかしながら、『ぺいんとチャンネルゥ』だけは0.86と大きく他の実況者を引き離している。これは『ぺいんとチャンネルゥ』が人気ゲームであるマインクラフトの動画のみをアップしているためである。他のゲーム実況者はFPSフリーゲームなどを様々な種類のゲームをプレイしているので、そのゲームに興味がないと視聴者は見ないことが多く再生数も伸びにくい。

ただ『ぺいんとチャンネルゥ』はこれからもさらにチャンネル登録者数が伸びていくだろう。というかいまだにマインクラフトの人気があることに驚いてしまった。ちなみに私はこの中ではポッキーさんが好き。

*1:なお海外向けのRachel and Jun、音楽系YouTuberのkobasolo、まふまふ、marasy8、Daichiはその曲によって大きく再生数が異なるので除外。ほんだのばいくは動画が2本しか存在しないので対象外としている。また幼児向けおもちゃ紹介系YouTuberも除外。