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【いもいも】アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』9話感想 - 帰ってきたいもいもらしい作画

アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』9話「俺と妹たちの遊園地特訓」感想です。

前回のあらすじ

永遠野誓の作品がいよいよアニメ化! 監督との顔合わせが迫る中、家出した桜が祐の自宅に押しかけてくる。二人は涼花に隠れて、一夜をともに過ごすことになり……。

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 あらすじ

妹である涼花のために妹萌えの特訓への意欲を燃やす祐。そんな祐に桜は自分がパーソナリティを務めるラジオにゲストとして出演しないかと言ってくる。そこで祐は特訓の一環として出演することを決める。そこには涼花も同席することに。ラジオへの出演が始まり、最初はぎこちない祐であったが、永遠野誓としての態度を取るうちに常軌を逸するほどの妹萌えぶりを見せていく。

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ラジオ出演が終わり、休憩しているとアニメ監督の桜田樹の姿を発見する祐。なぜこんなところにいるのかと聞くと、はぐらかすような態度を見せるのだった。その後、3人で帰宅すると家の前では、氷室舞とWピース先生が待ち構えていた。帰宅し、話をしていると桜がこの家に一時的に同居していることがバレて、舞とWピース先生も家出してきたので、泊めさせろと言い出す。桜は妹萌えの研究のために同居しているのだということで、2人も妹になるとも言い出すのだった。皆でいろいろな妹になりきってデートをしようと言い出す桜。それに乗っかる舞とWピース先生だった。

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遊園地デートの日、そこには神咲姉妹の姿もあった。祐は以前ここにきた記憶の断片を思い出す。お題に従った妹になりきった皆とデートを繰り返していく祐。最後は涼花と観覧車に乗ることに。涼花はデレデレ妹というお題であり、ここぞとばかりに思う存分甘える涼花。

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観覧車から降り涼花と一旦別れた祐は、また涼花との記憶の断片を思い出すが、桜が声優オタクに絡まれている場面に出くわす。

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桜をかばい、声優オタクを追い払う祐。桜に妹萌えの談義で負けたことを話し、勝つために妹萌えを理解しなければならないと伝える祐だった。そして桜は自分が家出するに至った理由を語る。それは兄があまりにもシスコンであったからだった。妹萌えを理解できなかった桜だったが、永遠野誓の作品を読んで、妹萌えが理解できるようになったという。妹萌えが理解できないという祐だったが桜は実は祐が妹萌えであると伝えるのだった。桜は祐に告白しようとするが、その場面を自らも自分の想いを祐に伝えようと決意していた涼花に見られてしまい、涼花は逃げていってしまう。その様子を見た桜は本心をはぐらかし、涼花を追いかけるようにと祐の背中を押すのだった。

感想

いもいもらしい作画が帰ってきました。たまには作画がいいカットも見つけられるのですが、崩れている場面が大半でした。中盤の自宅での舞やWピース先生とのやりとりのあたりはいい感じでしたが、後半はかなりめちゃくちゃになっていたように思います。

作画ばかりに注目が行きがちですが、シナリオ自体は少なくとも私の目から見た場合は、そう悪いものではありません。桜が家出してきて、祐たちの家に同居していることを知った舞やWピース先生が自分たちも家出してきたし、妹にもなると言い出す展開はとんでもなく頭が悪く、大変に私好みです

今回のラストあたりは展開が詰め込まれすぎていたような気がしますが、これまでに持っていた桜の印象を変えさせてくれました。祐や涼花を慮って身を引くところは好感が持てます。最終回では昔の涼花との記憶を思い出し、ペンネームである「永遠野誓」の由来につながる展開があるのではないでしょうか。作画が崩壊したり、万策尽きたりといろいろありましたが、なんとか完走してくれそうなのでよかった。この作品はちゃんと完走してくれるだけで十分。さっきも書いた通り、シナリオはそう悪くなかったと私は思っていますので、作画がもっとよかったならなと考えたりもしますが、作画崩壊を起こさなければ、話題になることもなかったでしょうね…