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アニメ『あかねさす少女』10話感想 - 黄昏の使者によって明日架の世界に危機が迫る

2018秋アニメ『あかねさす少女』10話「うそつきの宴」感想です。

前回あらすじ
アスカの世界にやってきたラヂ研の面々。すでに黄昏に飲まれていたそこは、これまでとはまるで違う、静謐で朽ち果てた世界だった。アスカから新たなアストラルモジュールを手渡された一行は、黄昏の王がこの世界に現れる兆候があること、そして黄昏を退けるエネルギー体を守る御神木のことを知る。だが、その事実を受け止める間もなく、基地内は突如黄昏の侵食に襲われ、雪うさぎたちが現れる。その原因となったのは、御神木に触れ、なんらかの作用を与えるひとりの子供だった。侵食を止めるため、戦う一行。加勢に現れたアスカも、なんとか子供の行動を防ごうと決死の一撃を放つ。だが、その行動は仇となって……。

第10話あらすじ


©Akanesasu Anime Project

アスカのフラグメントへ何度も行こうとするが移動できない明日架。そこにユウが現れ、アスカの持っていたロケットペンダントを明日架に手渡す。そしてアスカは黄昏に飲まれたと非情な事実を伝えるのだった。


©Akanesasu Anime Project

数日後、しばらく学校を休んでいた明日架が久々に登校してきた。いつもと変わらないように見えるが少し無理しているような感じだった。そして明日架はアスカの代わりに自分たちが他のフラグメントに出現したクラッターをやっつけようと提案する。アスカに渡されたアストラルモジュールはクラッター反応を察知できるものだった。


©Akanesasu Anime Project

その提案に賛同するラヂ研メンバーだったが、優だけは違和感を感じていた。それは10年前に今日平がいなくなったとき、ちくわ屋の夢を諦め味噌屋になると宣言した時に感じた違和感と同じだった。さらに明日架は、こっちのフラグメントに来たタクミのためにクリスマス会を開こうと提案する。そんなとき、黄昏の王が、この世界にも出現し、先生を黄昏に飲み込んでしまう。


©Akanesasu Anime Project

クリスマス会は楽しく進むが、タクミはちくわ様にアスカに元の世界に戻れるよう迎えに来て欲しいと願いごとをする。タクミはこの世界のタクミのことを気遣っていた。明日架はそんなタクミを励ますように、もうすぐ迎えにくると断言してしまう。


©Akanesasu Anime Project

優はその態度はタクミに不誠実だと言う。本当のことを言ってあげるのが本当の優しさだと明日架に説くが、明日架はアスカが死んだことをまだ信じておらず、ユウが嘘を付いていると言ってしまう。優も明日架は楽をしているだけと言ってしまい、2人の溝は広がるばかり。明日架は優が10年前から自分のことを嘘つきで楽をしてると思っているんでしょと問い詰める。


©Akanesasu Anime Project

明日架はオクターヴを飛び出し、今日平が居なくなった公園のブランコに腰掛ける。今日平は明日架が少し目を離した隙にいなくなって、明日架はずっと自責の念に苛まれていた。すると明日架の前に今日平の姿のような人物が現れる。今日平はもう死んだと明日架は心の底では分かっているが、いてもたってもいられずその姿を追いかける。


©Akanesasu Anime Project

たどり着いたのは海だった。そこに今日平の姿はなく帰ろうとしたそのとき、黄昏の使者が現れる。その黄昏の使者は明日架と同じ姿をしていた。

黄昏の使者「私はあなた。あなたは私。

感想

明日架と優の2人の言い合いは、確かに優の言い方も厳しいものなんですが、明日架やタクミのことを本当に思っているからこその強い言葉になってしまったので、どっちが悪いとも言い切れないのが、言い方は変ですが上手い喧嘩だなあと思います。どっちも悪者にならない喧嘩っていうのはなかなか難しいですから。

レインコートを着た子供は黄昏の王だと思ってましたが、黄昏の使者でした。前回の感想で「黄昏の王は今日平か?明日架か?」とか書いてたのに黄昏の王じゃないなんて先見性のなさを露呈しまくってます。そしてその姿は明日架。使者というのは齎す者ですから、黄昏を齎す者と解釈できます。ではなぜ黄昏を齎すのでしょうか。もっと言えば黄昏の王の目的はなんでしょうか

「私はあなた。あなたは私。」という台詞から考えると、黄昏の使者の目的と明日架の目的は一致していると考えられます。明日架が求めているものは今日平に他なりません。それはアスカも同じです。つまり黄昏の使者も今日平を求めて色んなフラグメントから攫っているのではないでしょうか。

ヒントはタクミくんにある気がします。タクミくんはこの世界のタクミくんと同化して、この世界のタクミくんは消えています。今日平も他のフラグメントの今日平と同化してしまっているんじゃないでしょうか?そして黄昏の王と使者は色んなフラグメントの今日平を誘拐し、黄昏の王の世界の今日平かどうかを確かめて、もし違っていたらそのフラグメントは用済みですから、黄昏に飲み込ませて潰すというのを延々と繰り返していると考察しました。

どうでしょうかね。残り2話で当てても大したことないし、大外ししたらごめんなさい。ただ黄昏の使者が明日架だったら、黄昏の王が誰かという問題があるんですが(黄昏の王も別フラグメントの明日架ならまだチャンスあるかな?)。ちなみに私が冗談で先週提唱したタクミくん黄昏の王(使者)説はもちろん大外しだったことを追記しておきます。