アニメ『色づく世界の明日から』8話感想 - 帰りたくない瞳美だけど強制的に未来に戻されそう
2018秋アニメ『色づく世界の明日から』第8話「ほころびのカケラ」感想です。
前回あらすじ
唯翔とぎくしゃくしてしまい気分が晴れない瞳美だが、学校は夏休みに突入。魔法写真美術部一同は、毎年恒例のキャンプ合宿に向け準備が始まる。
一方、来年に受験を控える胡桃は、模試で思ったような結果が出せず、悶々とした日々。パティシエとして働く姉・苺花から「好きなことをやりなよ」とアドバイスを受けるが、かえって悩んでしまい……。
第8話あらすじ
琥珀は瞳美の色が見えないのは無意識に魔法を自分にかけているためだと推理する。そして一時的に色が戻った場所を訪れ、色を回復させる手掛かりを探す。場所には関係がなさそうで、琥珀は唯翔と何かあったのかと根掘り葉掘り聞き出すのだった。
唯翔が色を回復する鍵だと考えた琥珀は2人を近づかせたり下の名前で呼んだり実験をする。しかし色は戻らない。
瞳美「すみません…唯翔くんなんて」
唯翔「別にいいよ瞳美なら」
その後図書館で他に色の見える絵本がないか探すが見つからない。ただ瞳美は幼い頃に一冊だけ色の付いた絵本があったという。
琥珀はこの夏ずっと時間魔法の特訓をしていた。瞳美が60年後に戻りたくなったら自分が戻らせてあげなければならないという責任を感じていた。特訓の甲斐あって時間魔法で枯れた薔薇を再び咲かせることに成功する。撮影会で琥珀は瞳美に60年後に戻りたいのか尋ねる。瞳美は答えに窮する。その会話を聞いていた将は、唯翔に瞳美への想いを吐露する。
撮影後、瞳美は魔法写真美術部みんな集合した写真を選んだ。将のアドバイスの元で写真の加工を施す。将は瞳美の写真が変化したことを感じていた。
将「おれはいまの方が好きだよ。楽しそうに見える。すごく。」
するとあさぎがカメラが壊れたと言ってくる。琥珀は時間魔法の成果の発表も兼ねカメラを直す。しかし家に帰ってみると薔薇が再び枯れていて、あさぎのカメラも再び壊れていた。時間魔法が失敗して落ち込む琥珀。一方で瞳美はずっと60年前にいたいなと琥珀に呟くのだった。
感想
瞳美は魔法写真美術部はよほど居心地がいいのか未来に帰りたくないと琥珀に打ち明けます。しかし多分強制的に未来に送還されるでしょうね…薔薇が再び枯れたこととカメラが再び壊れたエピソードが如実に、時間魔法にはタイムリミットが存在することを示しています。琥珀もそれに薄々気付いているからこそ、あの落ち込み方をしているのでしょう。
しかし琥珀の実演していた時間魔法と瞳美が掛けられた時間魔法は種類が違うもののような気がします。琥珀の実演したのは物体を過去の状態に戻すものでドラえもんの道具で言えばタイムふろしき、瞳美が掛けられたのはタイムマシンでしょう。琥珀は瞳美を未来に戻したいと練習していますが、タイムふろしきを瞳美に掛けてしまったら60年前の世界で瞳美がおばあちゃんになっちゃうだけです(まあタイムマシンの練習のためのタイムふろしきかもしれませんが…)。ただ一つだけ瞳美を過去または未来にタイムふろしきで戻す方法があります。それは瞳美以外の宇宙にタイムふろしきを掛ける方法ですが、まあまさかそんなSFの話ではないとは思います。
瞳美が未来に戻されるとすると、少なくとも1話は未来の話に使われそうですから、過去の話は残り3話くらい?それでこの恋愛模様に蹴りをつけるのはなかなか大変そう。唯翔も瞳美を今回から名前で呼んでましたが、今まで名字で呼んでたのは照れ隠しじゃなかったんか。照れ隠しじゃなくて琥珀と瞳美で差をつけてたのってちょっとひどい気が。