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アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』6話感想 - ブチャラティのカリスマ性

秋アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』6話「ムーディー・ブルースの逆襲」感想です。

前回のあらすじ

パッショーネ」の入団試験に合格したジョルノは、ブチャラティの部下であるレオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、パンナコッタ・フーゴ と出会う。

ジョルノを迎え入れたブチャラティチームの一行は、ポルポの隠し財産の100億リラを回収するため、カプリ島へと向かう。

一方、噂を聞きつけた「パッショーネ」のギャング達も、ポルポの遺産を狙い動き始めていた。

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 あらすじ

なぜ警官だったアバッキオがギャングになったのかが語られる。警官になり、正義の心を持って行動しても結局市民からは疎まれる結果になることに絶望し、自らも賄賂をもらい犯罪者に加担するようになっていった。そして自らが賄賂をもらっていたゴロツキから銃弾を受け、警官の相棒を失ったのだった。

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場面は船上に移り、ムーディー・ブルースの能力を発動するアバッキオナランチャの動きをリプレイし、敵がナランチャをしぼんだ風船のような状態にして拉致したのだと暴く。

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しかしまだ完全に敵のいる位置が把握できたわけではなかった。そこで敵の位置を探り続けるアバッキオだったが、敵の場所を掴みかけた寸前で敵に攻撃を受け、拉致されてしまう。

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そして敵が交渉を仕掛けてくる。仲間の命を条件に隠し財産の場所を教えろと言うがブチャラティは交渉に応じず、アバッキオが残したヒントを元に敵の策を看破するのだった。

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実は船の上にしぼんだ風船のようにした薄い船を被せていたというのが敵の策だった。姿を表した敵はアバッキオを人質に取るが、ブチャラティのスタンドであるスティッキー・フィンガーズの前に敗れ去った。

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感想

アバッキオのスタンドであるムーディー・ブルースの能力はその場所にいたものの行動をリプレイできるというものです。この能力は作中でとても便利に使われていたような気がします。この先飛行機をこの能力を使って操縦する場面もあり、面白い使い方ができるスタンドでした。しかし当然のことながら戦闘面では役に立たないので、結局そこまで活躍した印象は持てなかったりもします。

そこで頼りになるのはブチャラティのスタンドであるスティッキー・フィンガーズです。このスタンドはこれまでの主人公のスタンドと似たようなタイプである近接パワー型なのでわかりやすく活躍させられる存在でした。またスタンドの持ち主であるブチャラティも皆を引っ張っていくリーダーとして最高の資質を持っているのではないかというくらい頼りになるかっこよさを持っています。最初は気持ち悪かったですが…5部の実質的な主人公はブチャラティだったと認識している人も多いはず。

今回は本来であればもっと後のエピソードで明らかになるはずだったアバッキオの過去が初めてのスタンドを披露する機会であるこの場面に挿入されています。また場面を分けて、アバッキオが敵のスタンドから救われたのと自暴自棄になっていたアバッキオを組織へ勧誘するシーンを被せることによってブチャラティの人望の高さが強調されるような演出になっていました。ブチャラティのカリスマ性がより強く感じられるこの改変は個人的には好意的に受け取ることが出来ます。本来であれば過去の回想は兵隊としての役割を強調するためのものだったのですが、今回はブチャラティのキャラクターを表現するために使われていますので、原作で回想が使われた場面でどのようになるのか気になりますね。