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アニメ・アイドルのブログ

アニメ『ゾンビランドサガ』6話感想 - これはWUGのデッドコピーなのか?

秋アニメ『ゾンビランドサガ』6話「だってセンチメンタルSAGA」感想です。

前回のあらすじ

あいつらは俺の想像を簡単に超えてくる。製薬会社とのタイアップのチャンスを見事に潰してくれた。だが、そこはこのプロデューサー巽幸太郎、今回は誰もが知っている超有名企業のCM出演権を手に入れてきました。『フランシュシュ』は佐賀一帯にその名声を轟かせるだろう。泥にまみれた不死鳥は、大空へと羽ばたく。

あらすじ

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幸太郎が入浴中の隙を見て、パソコンで情報を確認するフランシュシュ。サガロックフェスのことをそこで知る。しかし純子と愛は2人の生きた時代の違いからそれぞれのアイドル像にズレがあったのだった。

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幸太郎からファンイベントの開催を知らされるフランシュシュ。チェキ会も行われるという。

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そして開催されるファンイベント。たえの鶏の真似が一番現場を沸かせていた。純子の中にあるアイドル像は80年代のものであり、チェキ会をどうしても許容することが出来なかった。それによって2000年代のアイドルであった愛との間に亀裂が入ってしまう。

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リリィ、サキ、ゆうぎりは愛に純子に謝れと説得しに行くも、愛はそれを突っぱねる。一方、純子にはさくらが寄り添うのだった。そこで純子がどのように亡くなったのかをさくらは知る。

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出ていった愛を探しに行ったサキは雷に怯える愛を見つける。公園で雨宿りするサキと愛。愛は雷に打たれて亡くなったのだった。それもステージでの公演中に。

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仲違いしたまま、フランシュシュはサガロックへの出演が決定する。サガロックフェスは愛が亡くなった時と同じ野外での公演だった。

感想

最初に断っておくと今日は書き手が違いますので、悪しからず。

あまりにも真面目すぎるアイドルアニメになってしまってちょっと戸惑います。ゾンビであるということを活かしたギャグシーンも今回はあまり見られませんでした。前回はあんなに笑わせてくれたのに…

純子と愛、アイドルとしての活動歴を持つ2人は最初通じ合う部分も大きかったようですが、生きた時代の違いから互いのアイドル像に齟齬があり、すれ違いが生まれるという展開。どうしてもギスギスしてしまって印象的にはあまり良くないのですが、これは真面目にアイドルを描いてるなと感心する点でもあります。アイドルが今のようにとても身近な存在になったのはごく最近のことなので、そういう部分に突っ込んで描いているのはゾンビになっていろいろな時代から集まって結成されたフランシュシュならでは。

そして愛の死に様はあまりに壮絶すぎる。そりゃ伝説になるわ。もちろん亡くなった本人がトラウマになるのは当然ですが、観客も相当なトラウマを抱えることになりそう。目の前で落雷に打たれ、黒焦げになるアイドルなんて見とうなかった!

さてゾンビランドサガはWUGに似ているというツイートが少し話題になっています。WUGに関わりが深い山本寛氏もこれについてブログで書いていました。私はこのアニメを最初に見たときはWUGというよりはアイマスっぽい作品なのかなと思っていたのですが、WUGと共通点がとても多く最近はたしかにWUGのやりなおしなのでは?と思うことが多くなってきました。

また今回はその思いをより強くさせました。あまりにも真摯にアイドルを描き出そうとする姿勢やメンバー間のギスギス、幸太郎の存在などもWUGに似ているように感じられました。幸太郎は大きな仕事を持ってきてはくれるのですが、フランシュシュの心に寄り添うようなフォローなどは一切なく、WUGの松田のような無能さがオーバーラップします。個人的に幸太郎はもっと大きな役割を担ってくれると思っていたのでちょっと期待はずれに感じました。まあ次回以降で何かを見せてくれるかもしれませんが…