アニメ『あかねさす少女』4話感想・考察 - アスカとユウの関係とは？そして作画も復活
2018秋アニメ『あかねさす少女』4話「荒野の五人、もしくは十一人」感想です。
前回あらすじ
芸能人・千波トモヤと結婚し、この世界で生きていく。そう事もなげに言う奈々。彼女が戻らなければ、元いた世界の奈々は行方不明となる。焦る明日架達だったが……千波トモヤの本名が判明するや否や一転、奈々は結婚宣言を撤回する。しかし彼女の意思は捨て置かれ、とにもかくにも式場へ連行される奈々。憂鬱な思いが晴れない奈々は、継父が結婚式に反対していたと知らされる。さらにその継父から渡された品から、本当の父が遺した「信念を持ってほしい」という言葉を思い出す。いよいよ迎えた式本番、奈々が出した答えとは？
第4話あらすじ
テレビの前で西部劇のドラマを見るみあ。みあの憧れは正義の味方だったが、母親には人殺しのドラマなんか見ないようにとテレビを消されてしまう。
みあ「悪党には金塊より鉛玉がお似合いだぜ……」
また明日架も同じドラマを観ていた。蔵に誰かが侵入しているらしいという話を聞き行ってみると、そこにいたのは味噌でご飯を食べていたアスカ（ドロアスカ）だった。
アスカはイコライズの地平に達した奈々にアストラルモジュール*1を託す。ただしクラッターに襲われたときにのみ使用するように忠告される。アスカは別のフラグメントにクラッター退治に向かう。
するとラジオからラブラブアスカというラジオネームから「いざ西へゴー！」というお便りが流れる。ここの部分でラヂ研がラジオネームを読む前にラジオに気付いたのが少し違和感があった。クロエはこれを1324.5に行けという意味だと解釈。4時44分の儀式を経てフラグメントに向かうが、アクシデントが発生して明日架ではなくみあが楔となってしまう。
そこはウェスタンの世界だった。楔となったみあはの世界の保安官見習いと同一化した。その世界では、他のメンバーは優2は酒場の給仕、奈々2とクロエ2は銀行強盗を犯したお尋ね者、明日架2は賞金稼ぎになっていた。
みあを探すため喫茶オクターブに入る4人だったが、そこに奈々2とクロエ2が明日架2に追われて駆け込んでくる。明日架2は633.0の2人をお尋ね者だと勘違いし、馬をも持ち出して捕らえてしまう。
一方で、633.0の明日架と優は奈々2とクロエ2に事情を説明し、意気投合する。2人は身寄りのない子供達を救うためのお金稼ぎとして銀行強盗をしたのだと打ち明け、明日架と優に翌日の銀行強盗を手伝ってほしいと頼む。一度は拒否するが、優を名乗る謎の人物に勧められる。
一方で、みあは何事も決闘で決めるこの世界に嫌悪感を感じるものの、この世界では保安官になりたいと自分で志願したことを知らされ、彼女は自身がやるべきことを見出そうとする。
感想
面白かったです。世間的には人気がないですが、こういうアニメは広めていきたい。今回は（まだ気になるとこはあるものの）作画も回復して、万策整った状態でした。作画を頑張ったのは、パンツの描き込みを頑張るためだったり。桂正和の実力を存分に堪能できました。ここにキャプチャーを貼ることができないのが残念でなりません。Abemaビデオなどで確認してください。
みあも奈々もですが、憧れの自分になれるフラグメントに移動しているのは意味があるんですかね。この2つは、シリアスカの敵のような味方のような描かれ方をしている女の指定したフラグメントへの移動だったので、そういう風に操作されている可能性があります。この女の意図は一体何なのでしょうか。
そして最後の優を名乗って現れた女が、この女でしょう。顔も優に似ていましたので、もしかしたらアスカの世界の優が、アスカの敵または味方（まあこれもよくわからないのですが）なのかもしれません。そうなると事態は複雑で、誰の仲間をしていいのか分からなくなります。
またアスカはフラグメントの移動には楔が必要と言いますが、自身の移動には楔を必要としている素振りがありません（誰かと一緒に移動しているのでなければ）。そして633.0の明日架も楔を必要としなかったわけですから、明日架はシュタインズゲートで言えばリーディング・シュタイナーのような存在だとも推測できます。明日架の性格がフラグメントごとにかけ離れているのもそれを示唆しているのかなあと。まあでもシリアスカですらお茶目なところ似ていなくもないですが…
例の謎の女も楔を必要としていない（これは不明。もしかしたら優2と同一化している可能性もある。）ように見えるので、この2人がこの先キーになってきそうです。優がフラグメント移動して、あれ？同一化してないよ？そういや明日架も…みたいな展開かなあと。
