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アニメ『ゴブリンスレイヤー』2話感想 - なぜ彼がゴブリンを憎むのか

秋アニメ『ゴブリンスレイヤー』2話「小鬼を殺すもの」感想です。

前回のあらすじ

女神官は冒険者となったその日に、ゴブリンに攫われた娘を助け出すため、新米の冒険者たちと共に森の洞窟へと向かう。
モンスターの中でも最弱と言われるゴブリンだったが、洞窟に仕掛けられた罠にはまり彼女たちは絶体絶命の危機に陥ってしまう。
その時、全身を鎧で覆った銀等級(序列三位)の人物が女神官の前に現れた。
淡々と手間を惜しまずゴブリンを退治していくその男は、自らを“ゴブリンスレイヤー”と名乗るが…。

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あらすじ

ゴブリンスレイヤーの朝は早い。ゴブリンの足跡がないか調べ、柵に傷んでいる部分がないかを調べ、綻びがあればそれを修復する。これが5年前ここにきてからの日課だった。

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辺境の街の居候先で朝の一時を過ごした後、彼はまたゴブリンを対峙する依頼を受けにギルドに向かう。ゴブリンスレイヤーは異端の存在。ゴブリンを退治する依頼しか扱わない彼は、同じ銀等級の戦士たちからも疎まれる存在であった。

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そんな彼に話しかける者が1人、それは彼とパーティを組む女神官だった。ゴブリンへの対策の知識をひとしきり確認した後、依頼を受けに受付に向かうゴブリンスレイヤー。無論ゴブリン退治の依頼である。

そして山城のゴブリンを退治する依頼を受けるゴブリンスレイヤー。しかし、新人がゴブリン退治の依頼を受けており、ゴブリンスレイヤーは悪くないパーティだと言うが、それを助けなくてはいけないという女神官。だがゴブリンスレイヤーは山城に向かう、一人でもいい構わないと言うが、結局女神官はゴブリンスレイヤーについていく。

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ここからゴブリンスレイヤーの回想がはじまる。村はゴブリンに襲われ家族や友人が犠牲になり略奪され、彼の姉はゴブリンに嬲りものにされ、玩具にされ、殺された。その光景を隠れて見ているしかなかった。そして報復のために武器を取り、相手を屠るための試行錯誤を繰り返しているうちに楽しくなってくる。ゴブリンスレイヤーは自らがゴブリンにとってのゴブリンなのだと語る。

共にゴブリンの山城を攻略していくゴブリンスレイヤーと女神官。火を放った山城の出口をプロテクションにて塞ぐ女神官。燃え盛る山城の前で女神官は祈る。

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ゴブリンを狩り、数日ぶりに辺境の街へ戻るゴブリンスレイヤー。彼は幼馴染である牛飼娘のもとへ帰るのだった。

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感想

2話は1話ほどインパクトが強い展開はありませんでした。あの1話のおかげで圧倒的な盛り上がりでしたが、これで人気が落ち着くのでしょうか。コミック版では山城に先に入っていった冒険者たちの末路がより克明に描かれていたようですが、アニメではほぼカットといっていいような描写でした。1話のような凄惨な描写ばかりで注目されるのは、制作者の意図するところではないかもしれません。

今回はゴブリンスレイヤーの背景の説明回。ゴブリンたちに襲われ、あまりに悲惨な最期を遂げるゴブリンスレイヤーの姉の声優は上田麗奈でした。わずか30分前には快楽的に街を破壊する存在の中の人だったのは、あまりに報いを受けるスピードが早いと笑いました。これ以外にもあまりにも善良なゴブリンが『転生したらスライムだった件』にすぐさま登場するなど中身とは関係ないですし、ただのこじつけなのかもしれませんがいろいろなシンクロニシティがおもしろいですね。

ゴブリンスレイヤーが一見すると汚くみすぼらしくそして地味な仕事をやっていて、銀等級の戦士や他の冒険者たちから疎まれていても、必要な役回りであり受付嬢や依頼者たちからはちゃんと感謝されているというのは、一般の社会にも通ずる感覚。