アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』1話感想 - 伝説のウニメ、シスプリの継承者ここに誕生
秋アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』1話「俺と妹がラノベ作家になった理由」感想です。
イントロダクション
ライトノベル作家を目指す高校生・永見祐には、涼花という妹がいる。涼花は才色兼備の優等生だが、兄には厳しくどこか冷たかった。
ある日、ラノベ大賞では万年一次選考落ちの祐に衝撃の事実が明かされる。涼花が書いた”兄妹イチャイチャラブコメ”がラノベ大賞を受賞したというのだ!
しかも、ラノベや萌えが実は全くわからないという涼花の頼みで、なぜか祐が代理の作家、永遠野誓として活動することに!不本意ながらも作家デビューを果たした祐は、個性的な業界関係者たちに揉まれながら、妹のために永遠野誓として奮闘していく。
そして、お兄ちゃんラブな雰囲気は微塵も見せていなかった涼花が……!?
スタッフ
原作:恵比須清司/原作イラスト:ぎん太郎
(株式会社KADOKAWA ファンタジア文庫刊)
監督・キャラクターデザイン:古川博之
シリーズ構成:百瀬祐一郎
総作画監督:古川博之、大野 勉
プロップデザイン:宮 暁秀
美術監督:三宅昌和
色彩設計:柳澤久美子
撮影監督:今泉秀樹
編集:柳 圭介
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋裕宗
音楽:やしきん
音楽制作:MAGES.
アニメーション制作:NAZ×マギア・ドラグリエ
製作:いもいも製作委員会
OP主題歌:「Secret Story」/ピュアリーモンスター
ED主題歌:「起・承・転・結・序・破・急」/純情のアフィリア
キャスト
永見 祐:畠中 祐
永見涼花:近藤玲奈
氷室 舞:小倉 唯
神坂春菜:永恵由彩
神坂秋乃:中島優衣
篠崎麗華:喜多村英梨
江坂さん:真野あゆみ
あらすじ
ライトノベル作家を目指す永見祐は涼花という才色兼備の妹と暮らす高校生。しかし、ラノベの新人賞に応募しては万年一次落ちという日々を送っていた。涼花は一見すると祐にはそっけない態度の妹であった。
ある日、涼花から祐は衝撃の告白を受ける。それは彼女の書いた兄妹イチャイチャラブコメがラノベ大賞を受賞したというのだ。そんな内容を妹が書くわけがないと疑う祐だったが、生原稿を見せられ納得する。しかし涼花の学校ではアルバイトは禁止されており、生徒会長を務める涼花が校則を破るわけにはいかない。両親も了承はしないはずであるという。
そして涼花の代理人となり、作家として表舞台に立ってほしいと頼まれる祐。なし崩し的に頼みを引き受けることになった祐は、受賞パーティ-で他の個性の強い編集者や作家陣に囲まれ、バレるのではないかと怯えながらもなんとかやり過ごすのだった。
家に帰り、おみやげを涼花に手渡すと疲労困憊で休むという祐。その後、涼花は自分の兄妹イチャラブ作品が受賞したことを「これって私とお兄ちゃんの仲が世界公認になったことですよね」と1人ベッドで悶えるのだった。
実は、涼花はお兄ちゃん大好きな妹だったのである。
感想
冒頭のシスプリはインパクトがすごかった。しかし中身はそれ以上でした。
本当に2018年のアニメなのかというクオリティ。2000年代前半と言っても通じる。シスプリのアニメも放送当時ウニメと揶揄されましたが、完全に継承者です。本当にありがとうございました。どうでもいい話ですが、私は千影が好きでした。今作は割と過激目なサービスシーンがありますね。しかしこの作画ではあまり嬉しくない…
MXではこの番組の前にラノベ作家を題材にした設定が似通った作品が放送されていますが、作品の出来は高低差ありすぎて…主人公の作品の作画担当としてなんとかWピース先生という名前まで似たキャラも登場します。
しかしながら、互いにライトノベル作家を題材にしながらも内容はそこまで似ているわけではありません。今作は主人公がライトノベル作家を目指してはいるものの、まったくそこまで辿り着けず、妹が気まぐれで書いた作品が入賞し、妹の代わりに表向きはラノベ作家を演じるという設定。この設定はけっこう面白そう。作画は確かにガバガバすぎるのですが、山程放送されているアニメの中にこういう作品があってもいいかなと思います。まあこの作品に対して何かお金を使おうと思うかは別ですが…