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アニメ・アイドルのブログ

アニメ『ゾンビランドサガ』1話感想 - ひどい詐欺アニメだ(褒め言葉)

2018秋アニメ『ゾンビランドサガ』第1話「グッドモーニングSAGA」感想です。

イントロダクション
いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。死して蠢く、ゾンビによって……否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”少女たちの願いは、たった一つ。

「私たち、生きたい。」

これは、少女達が起こす奇跡の物語(サガ)。MAPPA×エイベックス・ピクチャーズ×Cygamesの3社が偶然にも手掛けた100%肉汁オリジナルアニメが誕生!年齢も性別も時代も超えて、びんびんに刺激する『新感覚ゾンビ系アニメ』の幕がいま上がる。

スタッフ
監督:境宗久 / シリーズ構成:村越繁 / キャラクターデザイン:深川可純 / 美術監督小倉一男 / 撮影監督:柳田貴志 / 色彩設計:佐々木梓 / 編集:後藤正浩 / 音楽:高梨康治 / 音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ / 音響監督:境宗久 / 音響制作:dugout / アニメーション制作:MAPPA
キャスト
巽幸太郎:宮野真守 / 源さくら:本渡楓 / 二階堂サキ:田野アサミ / 水野愛:種田梨沙 / 紺野純子:河瀬茉希 / ゆうぎり:衣川里佳 / 星川リリィ:田中美海 / 山田 たえ:? / 警察官A:吉野裕行 / ロメロ:高戸靖広

第1話あらすじ

源さくらはアイドルを目指す女の子。アイドルオーディションに応募しようと封筒を持って急いで家を出るとトラックに撥ねられる。

目覚めると、そこは闇の廃墟だった。自分がどこにいるか分からず茫然としているとゾンビが襲ってきた。なんとか屋敷の外に逃げ果せ、警官に助けを求めると警官はさくらの姿を見て腰を抜かしてしまう。そしてさくらはカーブミラーに映った自分の姿に愕然とする。なんと自分もゾンビになっていた。警官はさくらに発砲してしまう。

そこに通りかかったサングラス姿の男。巽幸太郎と名乗る男はさくらを保護し、アイドルになれと迫る。急なお願いに困惑するさくらだが、幸太郎によると、他のゾンビと地方アイドルになって佐賀県を救えという。

そのメンバーは「伝説の特攻隊長 二階堂サキ」「伝説の昭和のアイドル 紺野純子」「伝説の花魁 ゆうぎり」「伝説の天才子役 星川リリィ」「伝説の平成のアイドル 水野愛」そして「伝説の山田たえ」の6人。幸太郎のよく分からん熱意に押される形で、なし崩し的にデスメタルのライブに出ることになってしまう。

ライブに出たものの自我を持っているのは源さくら一人で当然ライブにならない。客に煽られていると山田たえが噛みつきに客席にダイブする。これを演出だと勘違いした客は、デス娘たちの破天荒さに盛り上がり始めてしまう。

サキは拡声器でシャウトをはじめ、他のメンバーはゾンビ特有のヘッドバンキングを始める。客席との一体感に高揚したさくらは自身もシャウトダイブを行いライブは大盛況で幕を閉じた。

その後山田たえ以外のメンバーが自我に目覚める。そして佐賀を救うアイドルへの道がスタートするのだった…

感想

文句なしに面白い。最初の1分でトラックにはねられるところから掴みが素晴らしかったです。その後ゾンビに襲われるシーンを描いて、ホラー物かと思いきや、え?佐賀県?まさか…となってからのやりたい放題。ここのメリハリというか格差が素晴らしい。「あそびあそばせ」のような詐欺アニメ感もありますし、「ゴクドルズ」のような設定の勝利なアニメでもあります。

プロデューサーの宮野真守さんの演技が素晴らしいですね。このわざとらしさはギャグアニメの抑揚によくマッチしています。そしてさくら役の本渡楓さん。私の大好きな声優ですが、ツッコミ役は難しいですがすごく良かったです。流石えーでちゃん。このアニメがえーでちゃんの代表作になってほしい。

ゾンビがヘッドバンキングとかあまりの馬鹿馬鹿しさが最高です。ところどころ小ネタも効いてきてずっと楽しいアニメでした。キャラクターの表情も豊かで本当見ていて飽きないです。問題はこの先このクオリティーを維持できるかどうかでしょう。1話だけ面白かったという風にはならないように頑張って欲しいところです。