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アニメ『ダブルデッカー ダグ&キリル』1話感想 - コメディー要素の強いタイバニ

2018秋アニメが始まりました。まずは『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』第1話「二つの太陽にほえろ!」感想です。

イントロダクション
都市国家リスヴァレッタ。二つの太陽が昇るこの街には、人々が平穏な生活を営むその影で、犯罪や違法薬物がはびこっている。中でも致死率の高い危険な薬物「アンセム」は街に暗い影を落としていた。SEVEN-O特殊犯捜査係──「アンセム」を専門に取り締まるこの捜査機関は、二人一組のバディで行動する捜査体制「ダブルデッカーシステム」を敷き、その対応に当たっていた。経験豊富な捜査員ダグ・ビリンガム、そして彼の元へとやってきた実力未知数の捜査員キリル・ヴルーベリ。飄々とした掴みどころのないベテラン刑事と、やる気だけが空回りする新米刑事。型破りな二人の刑事の物語が今はじまる。

スタッフ
監督:古田丈司 / シリーズ構成・脚本:鈴木智尋 / 脚本:吉田恵里香 / メインキャラクターデザイン:桂正和 / アニメーションキャラクターデザイン:板垣徳宏 / デザインワークス:小曽根正美 / コンセプトデザイン:兒玉陽平、安藤賢司 / セットデザイン:宮本 崇 / シリーズディレクター:安藤良 / 色彩設計:永井留美子 / 美術監督:水野雄介 / 美術監修:東潤一 / CGディレクター:伊藤樹 / CGモデリングチーフ:高橋将太郎、櫛田健介 / 撮影監督:後藤春陽 / 編集:西村英一(タバック) / 音響監督:木村絵理子 / 音響効果:中野勝博 / 選曲:合田麻衣子 / 音楽:林ゆうき / プロデューサー:田村一彦 / 企画・制作:サンライズ

キャスト
ダグ(ダグラス・ビリンガム):三上哲 / キリル(キリル・ヴルーベリ):天崎滉平 / ディーナ(ディーナ・デル・リオ):早見沙織 / ケイ(キャサリンロシュフォール):安済知佳 / マックス(マキシーン・シルヴァーストーン):大地葉 / ユリ(ユリ・フジシロ):種崎敦美 / トラヴィス(トラヴィス・マーフィー):小山力也 / ソフィー(ソフィー・ゲンズブール):遠藤綾 / アップル(アップル・ビーバー):永塚拓馬

2話の感想はこちらから

第1話あらすじ

都市国家リスヴァレッタに住むキリル・ヴルーベリは、札束を銃弾避けのために胸ポケットに入れたりヒーローに憧れる新米刑事だった。しかし署長には怒られる日々。そんなキリルの先輩はジェファーソンという爽やかでイケメンな栄転も約束されている優秀な刑事だった。

ある非番の日、キリルが家で休んでいると大家が猫を探して欲しいと頼んでくる。夜勤明けで疲れていると断るキリルだったが大家に何か弱みを握られており、渋々猫探しに出かける。猫探しは難航するも偶然路地裏で、探しているポチを発見。追いかけるものの軽くあしらわれ、ポチは廃工場に入り込んでしまう。

廃工場ではポチの子猫がいた。キリルはポチを待っていると寝不足からうたた寝をしてしまう。起きたときには、エスペランザの一味が先輩刑事を人質にして廃工場に立て籠もっていた。偶然廃工場内の死角にいたキリルは、子供の頃から妄想していた人質を救出するシーンが実現になると心踊るが、マシンガンを連射するに為すすべもなかった。そんなところにダグ・ビリンガムが配管穴のようなところから顔を出す。

ダグはキリルを唆し、犯人の囮にならせる。キリルは一糸纏わずの前に出現し時間を稼ごうとするが、あえなく失敗。しかしが「アンセム」を使用してオーバードライブになっていると言うことが確認でき、ダグに手渡された発煙筒を焚く。

ダグはオーバードライブ用の銃弾でを始末し、キリルはジェファーソンに肩を貸しヒーローの如く包囲している警察官の前に姿を見せる。しかしコートを纏っただけのキリルが犯人と間違われ、仲間に取り押さえられるのだった。

人質を危険晒したとして警察のメンツを潰したキリルはSEVEN-O特殊犯捜査係に異動させられる。そこにはダグの推薦もあった。ダグとキリルはダブルデッカーという2人1組のコンビを組む。ルーキーというあだ名をつけられ喜ぶキリルだったが、翌日にケイ・ロシュフォールという新人が加入しルーキーという二つ名を返上。キャラ付けのためにパーマかオカッパのどちらかを選べと迫られるのだった。

感想

キャラクターデザインは『電影少女』『I‘s』などの桂正和。アニメでもデザインを生かしたキャラクター造形になっています。とくにケイは「らしい」ですね。そのまま桂正和の漫画から飛び出してきたような感じです。音楽は多数なドラマ音楽やアニメ音楽でお馴染みの林ゆうきが担当しています。

アニメ自体はコメディー要素の多いTIGER & BUNNYです。桂正和デザインもそういうことでしょう。これに刑事物の太陽にほえろ!」のインスパイアがあるといった感じでしょうか。刑事にニックネームを付けるところとか、サブタイトルにそれが表れています。ちなみに次回のサブタイトル「さらば!オカッパ刑事」は「太陽にほえろ!」第691話「さらば! 山村刑事」のパロディでしょう。

ストーリーとしては「アンセム」という薬物を使う犯罪者を、その「アンセム」の使用度に応じて処分するというちょっと『PSYCHO-PASS』っぽい感じの設定です。phase1は「使用疑い」、phase2は「使用確定」という規則も語られました。

一糸纏わぬ姿とか時折挟まれるコメディーとか男2人組でバディを組むとか、女性キャラはいるものの、やはり女性向けアニメでしょう。キリルも熱血漢だけどちょっと空回り、でも心優しい所もある可愛いキャラクターですし、ダグも決めるところは決める渋い紳士ですが少し抜けてるという好かれそうなキャラクターです。最近は女性向けのアニメの方が人気になりやすいので、まあこういうアニメが増えるのも当然だなと思いつつ楽しく見ました。途中挟まれるアメコミ風演出がビビッドで好きです。

本作は多数の配信サイトで配信されていますし、私はバンダイチャンネルで見ましたが、有料コースなら2話も続けて配信されています。東京以外の人にもリアルタイムで観れるアニメが増えていることは、良いことだなと思います。