キングオブコント2018 感想 - 優勝はハナコ でも盛り上がりに欠ける大会だったと思う
キングオブコントは毎年日本一のコント師を決定する番組である。2017年はかまいたちが優勝したが、にゃんこスターが話題を掻っ攫った。世間では人気がなくずっと叩かれ続けているにゃんこスターだが、昨年は優勝すべきだったと私は今でも思っている。ちなみに歴代の優勝者は
優 勝 者 | 事務所 | |
第1回 | バッファロー吾郎 | よしもと |
第2回 | 東京03 | 人力舎 |
第3回 | キングオブコメディ | 人力舎 |
第4回 | ロバート | よしもと |
第5回 | バイきんぐ | SMA |
第6回 | かもめんたる | サンミュージック |
第7回 | シソンヌ | よしもと |
第8回 | コロコロチキチキペッパーズ | よしもと |
第9回 | ライス | よしもと |
第10回 | かまいたち | よしもと |
2018年のキングオブコントはファイナリストが本番まで発表されないという形式をとっていて、ネタ披露時にファイナリストが始めて発表される。まあこれは低下している視聴率に対するテコ入れのようなものだろう。リアルタイムで視聴する人が増えてほしいのだと思われる。
放送前にバナナマン日村がスクープされてしまって出ないのでは、とも噂されていたがちゃんと審査員をやっていた。ダウンタウンにめちゃくちゃ弄られていたが。そしてMCには元乙女新党の葵わかな。葵わかなちゃんについては以下の記事をご覧ください。
キングオブコント2018感想
ファーストステージ感想
やさしいズ
会社に復讐をするために爆弾を仕掛けた社員がバイトの掃除員にあしらわれる話。復讐を企む男の苦しみや真剣さに対して飄々とした気怠げな人生を楽しんでる掃除員の対比が面白さだと思うのだけど、掃除員の方の声が聞き取りにくかった。復讐男の声があまりに大きいから音量調整もできないし。ちなみに復讐男の方は、富山県出身の元声優。まあ声優っぽい演技だなと思った。
マヂカルラブリー
傘泥棒のところでタイムループするというループもの。おじさんのストレスがループを発生させているいうセカイ系な設定まで盛り込んで、うまくパロディーしていたと思う。ただ一回暗転してと言うのはテンポが悪いなと思った。どうなるかワクワクするが、一回ふうって落ち着いてしまう。
ハナコ
人間が犬の真似をしているだけなんだけど面白い。CMにもあったが。犬もドッグフードは嫌だろうなあとか納得してしまう。犬の演技が上手いのが面白さのすべてだろう。3人トリオの意味があまり見出せないが…ピンでも良くて、つまらないR-1ぐらんぷりなら余裕で優勝できそう。最後、3人目が入ってきたとき「なんで人間飼ってんの?」ってなるのかなと思ったのだが。
さらば青春の光
キングオブコント最後を宣言。予備校の鼓舞する人という生徒を鼓舞するだけのバイトという設定。さらば青春の光の「パワースポットを警備する人」とか「ロックを見に行ったブルーカラー」とか底辺を弄るという点でよく似ている。最初は面白くて、ずっとこの繰り返しで大丈夫かと思ったが、最後まで面白かった。でもオチがもっとあれば良かった。
だーりんず
申し訳ないけどつまらない。オーソドックスでもネタ自体が小粒すぎて笑いの数自体も少ない。多分共感できる人も少ないシチュエーションだと思う。途中でウケてないから知らないけど、途中で焦って声をどんどん張り上げてしまうのも空回りしてしまった。同じネタでもバイきんぐがやると面白いんだろうなあと思った。
チョコレートプラネット
誘拐されたのに犯人の話を聞かないネタ。短い尺のを見たことがあったが長尺は初めて見た。ダレるかなと思ったが、展開が色々で最後まで面白かった。犯人が知らないことまで聞いてきたのはまあ分かるが、2人目の犯人が出てくるなど発想が面白い。最近はUSAゲームでネット界でも高い影響力があるし乗ってるな。
GAG
いつも似たような思春期の高校生のネタ。まあ好きそうな人は好きだろうなというのはわかるのだが、私には何が面白いのか分からない。設定が違っても大体同じ展開なので一回観たらもういいかなとも思う。チョコレートプラネットの後っていうのも不利だった。
わらふぢなるお
似たような質問を何度も繰り返す新人バイト。笑うよりもただただイライラしてしまった。「クルムですか?」だけは面白かったけど。審査員の点数が高かったのがすごく意外。
ロビンフット
お互い42歳という中年コンビ。頑張ってほしい。結婚したい相手の干支は分かっていても年齢がわからないというネタで、12歳ずつ年齢が釣り上がってくるところまでは面白かったが、96歳まで釣り上がったあとがちょっと微妙だったなあ。笑点とかで高齢の人には結構ウケるんじゃないか。