かおすもにゅめんたむ

アニメ・アイドルのブログ

アニメ『BANANA FISH』5話感想 - ゴルツィネに一矢報いる緊迫の銃撃戦

2018夏アニメ『BANANA FISH』5話「死より朝へ From Death to Morning」の感想です。

あらすじ

ジェンキンズの計らいにより、保釈されることになったアッシュ。グリフィンが死んだことを知ったアッシュは1人でゴルツィネの元へ向かおうとする。しかし、英二はグリフィンが殺されたのは自分のせいだと言い張り、アッシュに無理矢理ついていくことに。

脚本:瀬古浩司 / 絵コンテ:久木晃嗣 / 演出:後藤康徳 作画監督:杉野信子、キム・ゼヒョン、西澤千恵、加々美高浩、高田陽介、清水貴子 / 総作画監督:鎌田晋平

第5話詳細あらすじ

スコット弁護士とジェンキンズの頑張りによりアッシュの釈放が決定した。英二と伊部、そしてチャールズはアッシュを迎えに行くが、帰りの車内でアッシュが銃をチャールズに向ける。伊部の機転で隙を見つけアッシュを取り押さえるが、英二が運転席に乗り込み車を急発進。アッシュと一緒に行動することを決意する。

路地でショーターと再会、合流する。アッシュは一人で仇を討つと主張するが、ショーターらに説得され、3人でゴルツィネらに立ち向かうことを決める。アッシュたちは、ゴルツィネを邪険に思っているチャイニーズマフィアの王龍に協力を仰ぎ、銃やトラックなどの武装を借りる。そして毎月15日ゴルツィネが、子供と酒色にふけるために訪れるレストランで襲撃する計画を立てる。

英二は、日本では高跳の選手だったが、最近はスランプに陥って跳べなくなっていることを明かした。それを見かねた伊部さんがアメリカに連れてきてくれて、だからもう何も放り出して逃げたくないとアッシュたちに語る。この話は前日譚に描かれています。

Banana fish another story (小学館文庫)

Banana fish another story (小学館文庫)

トラックの荷台の上に乗ったアッシュはゴルツィネの肩に銃弾を撃ち込むが、アッシュもオーサーの反撃を受ける。トラックは店のエントランスに突っ込み停車するが、そこをゴルツィネの部下に英二が襲われる。英二は引鉄を引けずにいると、手負いのショーターが英二を支えつつ引鉄を引く。

最大のピンチを脱した4人は川に飛び込み、駆けつけたマックスと伊部に助けられる。マックスの隠れ家に連れ込まれた3人は、アッシュの故郷であるケープコッドへと、バナナフィッシュの謎を解明するため旅立つ。アッシュは兄を想い一人涙を流すのだった。

感想

殺害までは行かなかったもののゴルツィネに一矢報いたシーンはスカッとしました。銃撃戦も緊迫でした。英二やアッシュがここで死ぬことはないだろうと分かっていても、スキップが殺されていますからマックスや伊部さんはひょっとすると…という緊張感がありました。

バナナフィッシュはゴルツィネの口から、人ではなく世界を変える薬物そのものの名前ということが明かされましたが、情報が色々錯綜していて、どれが真実なのかはまだ分かりません。

サブタイトル『死より朝へ』はトーマス・ウルフの「From Death to Morning」が元ネタでしょうが、こちらは邦訳が現在手に入らないと思われます。フィッツジェラルドヘミングウェイの小説のタイトルがサブタイトルに付けられていますが、実はこれらの作家は編集者マックス・パーキンズに見出された作家たちということを書き加えておかなければなりません。

面白かったのですが、銃の描写のシーンが少し問題になっています。一つは「アッシュが大龍から受け取った銃にモデルガンを表す刻印SMGが入ってたこと」もう一つは「アッシュが英二に銃の取り扱いを教えてたときに撃鉄を落としたまま弾を充填したこと」です。私は銃の知識はFPSでしか知らないので、全然気付かなかったのですが、折角クオリティーの高いアニメなのにこういう些細なミスは勿体無いですね。