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アニメ『天狼 Sirius(シリウス) the Jaeger』1話感想 - アクションシーンがかっこいいヴァンパイアvs狼男

アニメ『天狼 Sirius the Jaeger』の1話感想です。PA Works制作のTVアニメで、2時間遅れですが富山の地方局チューリップテレビでも放映されています。私の地元が富山なので嬉しいですね。

感想

ユーリィらは吸血鬼を狩る集団ということが示される描写が最初に入っていました。アニメタイトルにあるJaegerは英語で猟師を意味しますから、これはユーリィらの集団のことを示していると思われます。

そのユーリィらが日本にやってきます。彼らは日本の直江家でお世話になり、令嬢の涼子と知り合います。1話での涼子の出番はここだけでしたが、これから先殺されそうな予感がするような女性でした。

日本では連続殺人が発生していました。殺人鬼の鞍嶽が脱獄した後から殺人が再開したことから、鞍嶽が殺人に関与していると警察は考えていましたが、Jaegerのウィラードが脱獄前と後の被害者の性質が違っていることを発見し、別人物による犯行だと考えます。ミステリーにありがちな無能な警察です。

ユーリィは匂いを感じ取り、ヴァンパイアの女を突き止め戦闘になります。カーチェイスの末、追い詰めますがユーリィが深追いしたところをスナイパーによる狙撃で、ユーリィが被弾。ここで1話が終了しました。


狩人vsヴァンパイアのバトルサスペンスアクションアニメです。ヴァンパイアと狼男が敵対して描かれることが多いです(これは映画の影響と言われている)が、タイトルの狼はそれを表しているのでしょうし、(イントロダクションにすでに書かれていますが)ユーリィが人狼とのハーフであることを示唆するセリフも作中にありました。

本作の見どころは、アクションシーンでしょう。かなり動きますし、緊張感のある戦闘シーンが描かれています。私はユーリィがヴァンパイアの女(アガサ)を追いかけるシーンのゲーム『ミラーズエッジ』のような爽快感のあるシーンが好きでした。これもPA Worksのアニメーターが薄給で働いた成果なのかと思うと、若干悲しい気持ちにもなるのですが、力の入ったアニメであることは間違いなく、昭和初期を舞台にした雰囲気も海外を意識したものと考えられます。

私はミステリー好きなので、アガサを発見するところが唐突だったのがあまり好きではなく、この発見までにミステリー的な推理があればよかったと思っていますが、1話に見所のアクションシーンまで入れるためには冗長なことはしていられないという判断でしょう。ミステリー描写入れたところでひねくれ者の私の評価くらいしか得られないので正しい選択だと思います。

1話のラストが主人公が撃たれるというのも衝撃的で引きの強いシーンです。まあまさかここで退場というわけではないでしょうから復活するのでしょうが、1話としては構成、完成度ともに高い作品だったんじゃないでしょうか。ただ優等生的すぎて面白味には欠けるという印象も受けましたが。

イントロダクション

昭和初期、帝都 東京府
楽器ケースを抱えた奇妙な一団が、東京駅に降り立った。
彼らは、吸血鬼ヴァンパイアたちを狩るためにやってきた「狩人」――。
そのなかに一際静かでただならぬ雰囲気を漂わせる青年がいた。
人狼と人間との混血ハーフで、吸血鬼に故郷を滅ぼされたその男、名をユーリィという。
「天狼シリウスの匣はこ」と呼ばれる聖櫃を巡り、吸血鬼と死闘を繰り広げるユーリィたち。
彼らが戦いの果てに知り得た真実とは……?
悠遠たる恩讐と策謀の螺旋が交錯する、至極のサスペンス・アクション、ここに開幕!

スタッフ・キャスト

スタッフ

原作:Project SIRIUS
監督:安藤真裕
キャラクター原案:西村キヌ
シリーズ構成:小柳啓伍
アニメーションキャラクターデザイン・ 総作画監督松浦麻衣、佐古宗一郎
コンセプトデザイン:竹内志保
擬斗:佐藤雅弘
美術監督:東 潤一、佐藤 歩
色彩設計:菅原美佳
撮影監督:出水田和人、上田程之
3D監督:桐谷太力
編集:高橋 歩
音響監督:明田川 仁
音楽:横山 克
プロデュース:infinite
アニメーション制作:P.A.WORKS
オープニングテーマ:「シリウス岸田教団&THE明星ロケッツ
エンディングテーマ:「星絵」sajou no hana

キャスト

ユーリィ:上村祐翔
ミハイル:櫻井孝宏
ウィラード:堀内賢雄
ドロテア:森 なな子
フィリップ:小林裕介
ファロン:武内駿輔
伊庭秀臣:間島淳司
直江涼子:高橋李依
昭元二郎:田所陽向
エフグラフ:津田健次郎
カーシュナー:子安武人
アガサ:大原さやか
クラルヴァイン:飛田展男
ほか