かおすもにゅめんたむ

アニメ・アイドルのブログ

【=Love】イコラブは声優として人気が出るのだろうか?

イコラブ(=Love)をご存知だろうか?2017年にHKT48指原莉乃プロデュースで結成された代々木アニメーション学院による声優指導を受けた声優アイドルグループである。

最初はイコラブを紹介する意味でWiki的なメンバーまとめを書こうと思ったのだけど、こちらの裏旋の超絶☆塩レビューさんがめちゃくちゃ詳しいまとめを作っていらしたので、にわかの私が出る幕はない。

そこで、このブログは声優とアイドルを両方そこそこに嗜んでいるので、イコラブを声優としての観点から考えてみたい。

声優としてのイコラブ

現在声優としての活動は少ないが、1つだけイコラブ全員のボイスが堪能できるスマホアプリゲームがある。それは、『ステーションメモリーズ!』(通称:駅メモ)であり、GPSを利用して全国の鉄道の駅を陣取り合戦するような位置情報ゲームだ。アプリ内ではメインストーリーのキャラクターにイコラブが声を当てている。

しかし他の声優の仕事は特にない(スマホアプリゲーム『ヴァイタルギア』にメンバー2人が出演しているが)。イコラブは結成から1年経つが声優としての仕事が少ない理由は、まずまだ代アニの声優指導が途中だからというのもあるだろう。代アニの声優コースは2年制なので、まだ半分しか指導が終わっていないとも言える。声優として本格的に仕事が増えるならば、来年以降だろう。

声優としてのイコラブは人気が出るか?

イコラブはアイドルとしては比較的順調だろう。現在3枚のシングルを発売(予定)して、オリコンは最高位3位で5万枚を売り上げている。イコラブを声優ユニットと見做すのであれば、現在の声優ユニットの中ではAqoursに次ぐ売上である。しかしながら、やはりこれはドルオタが支えている結果であって、声優オタクが支えている結果ではない。

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また、楽曲は指原莉乃がアイドル畑出身なので、どうしてもアイドル系に寄っているとは思う。声優が歌うようなアニソンとは違う。

大多数の声優オタクはアニメオタクと考え方自体は似通っていて、アイドル業界に対して並々ならぬ敵意を持っている。AKB系出身の秦佐和子仲谷明香が声優転向を表明したときは蛇蝎のごとく嫌っていた。これは声優というものはスキルが求められる仕事だと思っていて、アイドルがダメだったからなろうという生半可な気持ちで声優になる人に腹が立つからだろう。現在、女性声優界の上位を占めるのは舞台女優や子役がダメだったから声優になった人であることは棚に上げている。

よってAKBの首領のような指原莉乃プロデュースのイコラブはそれだけで嫌悪の対象だろう。メジャーな声優ユニットになるとはあまり思えない。

また、MVを見てもらうとわかるがもうみんな垢抜けて芸能人顔になっている。私もそうだが、声優のファンはちょっと芋くさくてあどけなくてスレてないような、処女性の強い無垢な女性を好む。容姿も大事だが、雰囲気が大事なのだ。イコラブはもう水着グラビアも披露しているし、スレ切って完全に芸能人のオーラが出てしまっている。これではファンは増えないと思う。

そもそもイコラブはアイドル声優ではなく声優アイドルである。前者はアイドル活動もやる声優という意味で声優が本業だが、後者は声優活動もやるアイドルという意味だ。なので、元から声優としての活躍はそこそこで、アイドルがメインなのかもしれない。私もそっちの方がいいと思う。声優に固執する意味はあまりない。

しかし、秋元康は他にも22/7(ナナブンノニジュウニ)や『キミだけにモテたいんだ』などで、アニメ声優業界に進出してきている。アイドルで大成功しているんだから、今さら声優業界を狙う意味があまり感じられないのだが、何を狙っているのだろうか?

まとめ

イコラブが声優として認められるのはかなり大変な道のりだろう。私は、指原莉乃にはどうせなら、オーディションで見つけてきたアイドルを代アニに入れて声優アイドルを作るのではなくて、声優養成所にいる声優の卵をアイドルとしてプロデュースして欲しかったと思っている。声優出身の声優ユニットのMVやイベントのレベルは大層低いので、アイドル畑の外部の風を入れて全体のレベルを底上げして欲しかった。