マリオカートツアーのレビュー タイムアタックとマルチプレイは欲しい
マリオカートツアーが配信された。最近あんまりスマホゲームをやっていないのだけど、マリオカートは私の青春のゲームと言っても過言ではない。小学生の頃はマリオカート64でリアルの友人とワイワイ楽しみ、大学生の頃はマリオカートWiiで世界中のライバルたちとしのぎを削った。なので、マリオカートツアーはレビューしないわけにはいかない。ゲームシステムとプレイした感想、あと操作のコツなんかを書いていく。
ゲームシステム
ゲームの概要
マリオカートツアーはオートランゲームである。つまり何もしなくてもカートは自動で前進する。プレイヤーはそのカートのハンドル操作のみを担当する。画面を右にスライド操作すれば右に曲がり、左にスライドすれば左に曲がる。とても単純だ。
なおカートの挙動にはドリフトの有無が設定できる。マリオカートを一度遊んだことがある人なら分かるだろうが、上手くドリフトをするとミニターボが使えて少しカートが加速する。マリオカートには必須のテクニックだが、ハンドル操作しかないマリオカートツアーのドリフト操作は少し独特なので、慣れが必要かもしれない。上手くできない人はドリフトをOFFにすればいいと思う。
コースは過去のマリオカートで登場したコースが収録されている。コース自体はそんなに多くないが、リバースなどもあるので少なくも感じない。ただ2日のプレイで既存のコースは全てクリアしてしまった。
プレイモード
メインはCPUとの対戦である。一見対人戦をやっているような印象を受けるが、CPUなので勘違いしてはいけない。上位入賞などで、自分のドライバーランクが上がるとCPUも強くなっていく。
それぞれのコースには、有利なキャラクター、カートが存在している。これはいわゆる他スマホゲームの特効システムとよく似ている。つまりゲームを有利に進めようと思ったらガチャを回してキャラクターやカートを集める必要があるということだ。
CPUとは順位を競うのだけど、スコアとして記録されるのはタイムではなく、マリオカートツアー独自のスコアポイントになっている。これは使用キャラクターやカート、プレイ中に行ったパフォーマンス(ジャンプアクションやミニターボ、アイテムの使用)、順位などに応じて与えられるポイントである。
このポイントが高いほど、スコアとしては優れているので、極端な言い方をすれば、コースに合わないキャラクターやカートを選んで1位を取るよりも、コースに合ったものを選んで3位に入った方がスコアは高くなる。
課金・ガチャシステム
ガチャは現在はボックスガチャになっている。天井は100なので10連を10回行えば必ず手に入る。10連はダイヤ45個で回すことができるが、ダイヤは135個で8400円なので、10連は2800円となる。
またゴールドパスというのがあり、これは月額550円支払うことで様々なサービスを受けられるというものだ。ゴールドパスに入れば200ccがプレイできるようになり、またカートやダイヤなども多く手に入る。
マリオカートツアーの良い点
マリオカートツアーの良い点はスマホでマリオカートが手軽に楽しめることだろう。操作方法こそ違うものの、雰囲気は完全にマリオカートそのものであり、操作も慣れればこれはこれで楽しいので、きっとマリカーファンにも受け入れられると思う。
また家庭用ゲームのマリオカートよりも操作自体は少ないので、敷居は低いかもしれない。ゲームにあまり馴染みのない人でも楽しめる余地はある。
マリオカートツアーの不満点
課金前提の仕様
ハイスコアを取るためには、コースに合ったキャラクターやカートが必要になるので、ガチャを回さなくてはならない。ダイヤも無課金だとあまり手に入る機会がないため、ある程度課金をしないと高いスコアは取れない仕組みになっている。
またキャラクターも重ね合わせることで上限突破するので、さらに上を狙うためには課金は必須だ。ディズニーツムツムでも同様のシステムが使われているが、ツムツムは無課金でもガチャを頻回に回せるので気にならない。マリオカートツアーは拝金主義的とも言える。