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アニメ『バミューダトライアングル カラフルパストラーレ』9話感想 - 村に光を与えるキャロ

アニメ『バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』第9話「ね、君も食べる?」感想です。

前回あらすじ
マーメイドが人間のように陸に上がれる魔法のアイテムを使って、陸に住むグラディスの元へお使いに行く5人。4人が「足」を初体験していた頃、ひとりセレナの様子が……

第9話あらすじ・感想


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ある朝、フィナがパンケーキを作っていると珊瑚糖がないことに気付く。朝から元気なキャロはフェルマさんの元に珊瑚糖をもらいにいくと、そこでパーレル村で映画の撮影が行われることを知った。珍しい出来事に舞い上がる気持ちになる村人たち。5人は荷物運びなど撮影のお手伝いをするのだった。


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5人は撮影機器に興味を抱く。この世界にもリーゼントはあるのか。5人は撮影クルーを映画館へと案内した。そこで監督はラストシーンのヒントを得ることができた。キャロはカメラマンに見初められ、主人公の友人のシェルシス役に大抜擢。しかし女優のエーデルのオーラに圧倒されて演技ができない。1シーンも撮影できないまま日が暮れてしまった。


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キャロは自分のせいで映画が完成できないと落ち込んでしまう。カノンが自虐してて一緒に落ち込んでて面白かった。4人はキャロの緊張を緩和する方法を色々考える。そして村をあげての立食パーティーを開くのだった。フェルマさん酒癖悪い。

翌日、村をイワシストームが襲い、闇に包まれる。現実世界で言えばサーディンランのことだろう。光が印象的なラストシーンの撮影の予定だったが、女優のスケジュールの都合もあってロケーションの変更を余儀なくされる。キャロは昨日作ったてるてるクラゲが逆さまになってたことが原因だと再び落ち込んでしまう。


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さらに、ひょんなことから映画館のてっぺんが破壊され踏んだり蹴ったりかと思いきや、映画館の光が外に漏れ、イワシの鱗に反射して村全体が煌びやかな光に包まれた。

禍転じて福となすというか人間万事塞翁が馬(人魚か?)というかそういう故事を表現したようなストーリーでした。上手くいかなくても、頑張っていれば最後はきっと報われるという今回も優しい物語でした。最後の映画館の光がイワシに反射して七色に光るシーンは力があります。

キャロが何度も演技を失敗して日が暮れて夜になるシーン、そして村をあげてのパーティーでキャロが元気を取り戻すシーン、イワシストームで再びキャロが暗くなるシーン、そして映写機の光で村が光り輝くシーン。全てにおいて、キャロの心情と村の明るさが対応しています。キャロが明るくなれば村のみんなが明るくなるというカメラマンの台詞がありましたが、それを表した演出になっていたのではないでしょうか。

そして今回良いシーンだったのは、カメラマンに映画はこの瞬間をずっと閉じ込めておけるものと言われたときのソナタの様子です。彼女は8話で、友情が永遠のものではないと学びました。それを思い出して、今の楽しい日々を映像に残しておきたいと思ったのではないでしょうか。カラパレで彼女たちは様々な人との出逢いによって成長していきます。今回も貴重な体験をしたキャロは、なにか得るものがあったのではないでしょうか。