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『ケムリクサ』8話感想 - 健気なルンバ(シロ)に愛しさと切なさと心強さと

『ケムリクサ』8話感想です。

前回あらすじ
七島へと向かって白い霧の上を、みどりちゃんの大木を伝って進むりん達。島の国境にある壁に阻まれながらも、わかばの機転で遂に湖まで辿り着いた。定住のために、りんとわかばは周りの偵察に出かけると、反対側の壁の向こうに大量のアカムシとあまりに濃い赤霧が発生していた。そして赤く染まった木に壁もどんどん崩落させられていた。りん達は相談の末、アカムシ退治へと挑むのだった。

第8話あらすじ・感想


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

大量の強力なアカムシに苦戦を強いられるりんやりなちゃんズ。一瞬りなちゃんズ3人退場かと思ってびっくりした。戦闘を描かないところにセンスを感じる。赤い枝の周りは敵が多いので、枝を避けて先を進む。そこにシロがやってくる。シロは精巧な八島の地図をわかばに見せるのだった。その地図を参考に木の幹へと向かう一行。

わかばは再びだいだいさんを見る。

かべもきっとけむりくさじゃん そうさはできないりくでも
むしもけむりのめいれいでうごいてる? あかいけむりくさ?

これはまあ予想していた通り。

しまのちけいがきになる うごいたのか つなぎがへんじゃん

動いた原因はなんでしょうか。地震ですかね。めちゃくちゃ大きい地震があって地形が変動して島に分かれたのか。作中で頻繁に起きている地震は、その余震の可能性がある。

さいしょのひとのはが きおくのはか ひらけない いまりょうがもってる

りょうが持ってたけど、りょうはいないので、今はりんが持っているという解釈が素直かと思う。わかばが指摘していたりんの体内にある葉は記憶の葉なのだろう。

め みみ はな した りくはひふ? りんはからだ?つよさ?

それぞれのキャラクターが五感をそれぞれ持っているということだろう。これも以前から言われていたことなので答えあわせができた。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

洞窟の中を進むりん達の前に崩落した岩盤が立ち塞がる。シロに誘われるように迂回して進むことに。そして洞窟を抜けた先は広大な空間だった。さらにシロはりん達を誘う。案内されたのは多数のシロ達の隠れ家だった。シロ達は九島から来たが戻れなくなったという。わかばを慕い、九島の地図をわかばに渡す。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

さらにシロ達が合体して切断アタッチメントを付属したショベルのように形態変化して赤い根の切断を手伝うという。シロは白いケムリクサで動いていた。赤い根の切断には成功したシロ達だったが、赤霧に足を踏み入れたことでアカムシになってしまう可能性があった。シロ達はアカムシになる前に自身の機能を停止させる。白いケムリクサだから色に染まる可能性があってアカムシになるのか?

りん「お前は、私たちが死んでも泣くのか?
わかば当たり前でしょう!そんなの!絶対そんなことにはさせませんから!

感動的なシーンなのだけど、私はどうしてもこのわかばのセリフが気になるなあ。さらっと言うのかと思ったら、かなり強い口調なのが意外だった。りんに対してここまで強く言ったことが今までなかったので、その思いが強く出たことを表現したんだと思うが、「そんな当たり前のこと聞かないでくださいよ。絶対そんなことはさせませんから。」くらいのテンションの方がわかばらしいかなと思った。

この後のりんのセリフ「私もこれ以上誰も死なせたくない。そうさせない。お前も含めてな。」が理性的で覚悟が感じられるいい台詞だっただけに、わかばのセリフが浮いたようが気がする。ただこのりんのセリフはなんかフラグっぽいよなあ…