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『ケムリクサ』4話感想 - アカムシの主を撃破!わかばとりんの連携がハマる

『ケムリクサ』第4話感想です。

前回あらすじ
六島へと旅立ったりん達。わかばは興味津々に身を乗り出して見物するが列車から落ちかけてりんに救出される。りつの体調が悪くなり、回復のために列車を停止させ休む。そんなとき大地震が起きる。揺れでりんの大事にしていた何かが外に投げ出されてしまう。わかばは自身を顧みず窓から飛び出し、それを掴む。りんはわかばに、お礼を言うのだった。

※ タイトルミスってました

第4話あらすじと感想


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

列車は三島に突入。四島を目指すために空橋へと向かう。わかばは拾ったケムリクサとりつから貰ったケムリクサを使い方を考えていた。拾った方はスマホみたいに触ると反応するようだ。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

りなも対抗するように体内にあるケムリクサを外に出して披露する。そしてスカートを切り離してまっくろくろすけみたいな化け物を召喚。それは別の「りな」に食べられてしまうが、スカートにはまたそれが生えてきた。

小さなアカムシは出るものの難なく空橋へと辿り着く。空橋ではりんが、みどりちゃんを紐に使って列車を持ち上げる。みどりちゃんの引張強度が高すぎる。すると渡っている最中に再び地震が起きる。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

地震は収まったものの空から巨大なアカムシが出現。列車を逆走させ逃げるりん達だったが、戦わざるを得なくなる。りんが立ち向かおうとするが、わかばがアカムシはケムリクサに反応していることに気付き、りなのスカートお化けにケムリクサを刺して囮にする。

作戦は成功し、りんはアカムシの主を撃破。しかし最後の一撃がりな達に向かってしまう。わかばは身を挺して守ると、拾ったケムリクサが反応してシールドを形成した。全員無事で、列車は四島へと突入する。


りんの兄弟を整理すると、りくは触覚が優れていてケムリクサの使い手、りょくは視覚が優れていて知的好奇心が旺盛、りょうは戦闘能力が高いという感じでしょうか。わかばは戦闘能力はゼロですが、知的好奇心が旺盛でケムリクサを使えるという要素は引き継がれている気がします。

今回は戦闘シーンがありました。まあでも戦闘は正直おまけというか結構どうでもよくて、『ケムリクサ』の面白いところは少しずつ世界の不思議が明らかになってくるところと、同時にその不思議がどんどんと深まっていくところだと思います。わかば達は旅をしていますが、同時に視聴者もケムリクサの世界を旅しているようなそんな感覚になります。りんのスカートとか意味が分かりませんが、このアニメの世界観がこれを許してしまえます。

アニメ関係者からの評判も良いようで、水島精二はケムリクサを絶賛しています。

正直私は水島精二の作品はあんま好きじゃないので反論したい気持ちになりますが、言ってることはその通りだなとは思います。


©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

りつからもらったケムリクサに「このせかいのしくみについて」という文字が浮かび上がっているので、このケムリクサは書物のような役割なのでしょうか?四角く形成されているのもだからかなと。『ケムリクサ』を最後まで見たときに「このせかいのしくみ」が分かるようなアニメになるのではないかと予想。だけど、実際のところ分からなくてもいいのかもしれません。むしろ全てを語らないほうが『ケムリクサ』らしいのかなとも思います。

どんどんと不思議や謎が出てきて全てを投げっぱなしにして終わる。最初からそういう「感じる芸術」のようなアニメを目指しているのであれば、それはそれで良いなとも思います。売れ線系から離れてシュルレアリスムのようなアニメ。一回観てみたい。