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アニメ『RErideD 刻越えのデリダ』11話感想 - よく分からないタイムリープ設定が出てきてしまった

2018秋アニメ『RErideD 刻越えのデリダ』第11話「静かな場所」感想です。

前回あらすじ
「マージュは『静かな場所』に向かった」というカシエルの情報をたよりに、学術都市イェーツにたどりついたデリダたち。そこで母校のイェーツ工科大学を訪れたデリダは、かつての恩師・マレーネと再会する。DZもタイムライドも、自分が関わった研究は犠牲しか生まない、夢を追うべきではなかったのだ。そう嘆くデリダに、マレーネは、自らが放棄した研究の悲劇について語り出す。それは、DZにまつわる一つの実験の記録……。

第11話あらすじ


©RErideD partners

マージュはエッフェルズバーグ電波望遠鏡で時間跳躍によって戦争を止めようとしているに違いないと推測したデリダ。そんなとき隣国からの殲滅爆撃が開始されるという報道が流れる。マージュを救うために電波望遠鏡へと向かうが、そこはDZの巣窟だった。カシエルに貰ったDZジャマーを使用しながら、漸く目的地へと辿り着く。


©RErideD partners

そこに現れたのはシュミットだった。飛行型DZ系オートマタのXを使ってデリダを追い詰めるが、グラハムが全機能を開放してシュミットのヘリに突撃し自爆をする。ヴィドーは単独でシュミットを追いかける。デリダは道無き道を塔へと登るが、途中追っ手がデリダに襲いかかる。しかしそこにドナが乱入。自分の獲物は渡さないと追っ手を殲滅し、デリダとの一騎打ちに突入する。

ドナ「答えろイヴェン。なぜ人間は人に似て人にあらざるものを生み出す?こんなやつらのためにアンゼリカは命を落とした言うのか!

デリダ俺たちは未来を世界を良くしようとして何かをなそうとした。科学は進歩を続ける限り悲劇は起こるかもしれない。けど人は踏み出すことをやめたら何事も為せない。進むことをやめたらそこで道は閉ざされるんだ。全てを背負ってその先へ行く。それが俺の覚悟だ。


©RErideD partners

塔内へと足を踏み入れるデリダにユーリィは世界が変わってしまうことの不安を訴える。そしてマユカは世界が変わるまでヴィドーと一緒にいたいと一人で道を戻るのだった。

感想

なんで塔の周りに足場があるのかマジで謎。あとユーリィは殺していいとしつつも悠長に会話してる間は撃たないし、ジャンプの助走のときも撃たない。どう考えても最初からマユカはヴィドーと一緒に行ったほうがいい。マユカが最後一人で戻ったけど、破壊された足場のところどうやって越えるんだ…とまあ相変わらず主軸以外がガバガバでその場しのぎの脚本なんですが、今回はタイムリープの方もちょっとな、と思う設定が出てきました。

それ(大きな過去改変はできないということ)はいつどのタイミングで過去に飛ぶか制御不能なタイムライドしかできない場合の話だ。そうでなくなったのなら変わる。

これは全く良くわかりません。いつどのタイミングで過去に飛ぶか制御不能って、以前6話でぴょんぴょん自分の意思で飛びまくってたよね?いつどのタイミング「の」過去に飛ぶかならまだ分からんでもないんですが、「で」は嘘でしょ。そして例えどのタイミングでも飛べるようになったとしても、それで大きな過去改変が許可される理由が分からん。自由に跳べるから、何十何百もの過去改変を経て自分の欲しい未来を手に入れられるのかと最初は思ったのですが、そうだったらそう説明するだろうしなあ。今まで、全体的な設定が整合性を取るように説明付けてきましたが、無駄だったのかなあ…最初から主軸もガバガバだったのかもしれない

なんかむしろAIと人間の境界はどこかとかそういう問題の方が良く描かれている気がしますね。まあタイムリープものって結構人気ですからやりたいのは分かるのですが、最初からそっちの設定で話を作り上げてりゃ良かったのにと残念です。また人間が科学を追究する理由にも言及していたりして、これはこれで面白いSFになれたのでは。まあその理由がちょっと薄っぺらいんですが。タイムリープして未来を全て変えて、それがデリダ一人に背負えるわけないだろう。目に見えている自分の世界は良くなったかもしれませんが、遠くの世界での出来事は知ったこっちゃないってか。これだから『シュタインズゲート』のようなパラレルワールド設定の方が都合が良いんですよね。改めてシュタゲは良く出来ています。