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アニメ『あかねさす少女』9話感想 - 黄昏の王の正体は今日平か?アスカか?それとも他の人物か?

2018秋アニメ『あかねさす少女』9話「そこに在る黄昏」感想です。

前回あらすじ
今日もオクターヴに集まるラヂ研の面々。そこで彼女たちは怪我をしたマスターの代わりに、様々な衣装で店員として手伝う。別世界のアスカも混ざり、忙しいながら楽しいひとときを過ごす一同。さらに明日架はアスカを家に泊めることを決め、夕食を共にすることに。そこで進路の話になった明日架は、味噌屋を継ぐという考えを父親に反対され不満を漏らす。だが、アスカは明日架の進路について、自分がいる世界のことを引き合いに出し、自由でいてほしいと語るのだった。その夜、ふたりは同じ夢を見る。彼女たちの弟である今日平の夢を……。

第9話あらすじ

優を楔としてアスカの世界にやってきたラヂ研のメンバー。そこは黄昏に飲み込まれつつある世界だった。その世界の黄昏は10年前に出現したが、侵食が途中で静止した。それは黄昏を退けるエネルギー体「あかねアンバー」が存在するからだった。アスカはノイジーと戦う前線基地のリーダーだった。その基地には黄昏の王が倒された後に復活する可能性を見越して、クラッターを倒したときの結晶も保存されていた。

アスカが元の世界の戻ったのは黄昏の王が出現する兆候があるからだという。アスカは新しいアストラルモジュールをイコライザーとなった奈々、みあ、クロエに手渡す。

一方で楔となった優は、この世界の優が黄昏に飲み込まれてしまったためユウと同一化していた。しかも一人の中に二人の人格が混在していた。どうやらイコライザーになると精神が強くなってそういうことになるらしい。明日架たちに合流しようと彷徨う優はその世界の子供たちに黄昏の王と勘違いされ、泥を投げつけられる。

監視カメラでその様子を見ていた明日架は少女に連絡を取って、優を基地に連れてくるように指示する。基地へと続く道で、一人の少年が優たちに合流する。優は子供たちの仲間だと思い、基地内へと一緒に入るが、その少年の姿が見えなくなってしまう。

すると基地内が突如黄昏に襲われ、部隊が全滅。明日架たちはその少年の姿を発見し、後を追うと大量のノイジーが出現。合体してデビルガンダムヘッドみたいな形になって明日架たちを襲う。奈々とみあとクロエはduplicateして戦い、そのモンスターを撃退するが、少年はあかねアンバーを破壊しにかかる。

そしてヤマタノオロチのようなノイジーが出現。苦戦を強いられる奈々たちにアスカも参戦するが、少年を止めることは叶わず、あかねアンバーは破壊され急速に世界が黄昏に飲み込まれていく。

アスカは生き残った少年のタクミにアストラルモジュールを手渡し、明日架の世界で生き延びて欲しいと明日架に託す。そしてアスカは黄昏の王との戦いへと向かう。明日架は必死にアスカを引き戻そうとするが、優は明日架を必死に留め、クロエは無理矢理元の世界へと引き戻す。

アスカ「奈々、クロエ、みあ。会えて楽しかった。このフラグメントのお前たちも友達になりたかったな。ユウ、お前の世界の私を頼む。私自身にとってもこの上なく愛おしい私だ。明日架、私がとうの昔に失った可能性を見られて嬉しかった。味噌汁美味しかったよ。

明日架は再びアスカの世界に周波数を合わせるが、そのフラグメントに移動することはできなかった…

感想

とてもシリアスな話でした。最後のシーンで明日架が何度も655.1のフラグメントに移動するのですが、ウォークマンが全く作動しないのは見ていて辛かったです。エンディングの『壊れかけのRadio』が流れないのも完全に壊れてしまったからというのを示唆する演出でしょう。なぜ移動できないかというのは、本当にウォークマンが壊れたからじゃなくて、考えたくもないですがアスカが655.1の世界に存在しなくなったからという可能性が高そうです。実際にアスカが楔となる人間がいなかった場合、フラグメント移動はできないと答えていました*1

ただ全くアスカに出会えなくなるわけではないでしょう。クラッターとなった人間も復活の可能性があるということは、黄昏の王を倒せばアスカも復活の可能性があるはずです。私はどっちかといえばブラックな結末のアニメや小説が結構好きっちゃ好きなんですが、『あかねさす少女』は是非ハッピーエンドでお願いしたい。ちくわ様、ハッピーエンドに導いてください。

さてそれで黄昏の王の正体ですが、順当に行けば土宮今日平でしょうか。今まで今日平が黄昏の王だっていう伏線あったかな?あんまり思い出せないのですが。もう一つは今回最初に幼いアスカが登場したので、今日平は完全なるミスリードアスカの可能性もあります。私はこのアニメは黒沢ともよ黒沢ともよによる黒沢ともよのためのアニメだと思っているんで後者の方が可能性高そうな…もちろん他の人物の可能性*2もあります。

ただ2つだけ気になるところがあるんですが、1つは言ってしまえば優が黄昏の王を基地に入れてしまったのに、その優が明日架をアスカから引き剥がすというのは、あまりに他人事すぎる気がします。ここは優も自責の念に苛まれておいて、明日架を連れ戻すのはクロエか奈々かみあの役割にした方がよかったような気がします。もう1つは633.0のタクミが可哀想すぎないか?ということです。

*1:何度も言ってますが第1話のフラグメント移動に関しては不明

*2:例えば優であれば黄昏の王を基地内に侵入させたのは半分計画的とも言えるし、子供が優を黄昏の王だと言って泥を投げつけたのも実は正しい。優が今まで敵みたいな動きをしてたことも整合性が取れる。これはこれで論理的で面白い展開。