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アニメ『ダブルデッカー ダグ&キリル』6話感想 - ミラとの感動の再会めっちゃ素敵やんと思いきや…

2018秋アニメ『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』6話「密着リスヴァレッタ警察24時!」感想です。

前回あらすじ
アンセム密売組織エスペランサの元幹部である死刑囚のザベルは、刑執行当日に過去の新たな罪を仄めかし、告白の相手にかつて自分を逮捕したダグ・ビリンガムを指名する。

第6話あらすじ

泥酔した男が暴れているとSEVEN-Oに応援要請が来る。しかしトラヴィスは出動を渋っていた。なぜなら現場が「リスヴァレッタ警察24時」の密着取材中だったからである。

結局トラヴィスの心配は杞憂に終わり、無難に密着取材もこなしたダグとキリル。キリルは昔から「警察24時」に出るのが夢で、大家さんに録画を頼み家で何度も見返していた。するとその番組に生き別れになった姉のミラの姿が映っていた。

翌日ダグにそのことを報告しようとすると、ダグも徹夜で映像をチェックしていた。ダグもミラの姿を見つけたんだと嬉しがるキリルだが、例により勘違いで、ダグが見つけたのはミラではなく指名手配犯だった。

一仕事終えたあとミラのことをダグに相談すると、アップルにリスヴァレッタに存在する監視カメラを解析してもらい、ミラの姿を探すことに。しかしながらミラは監視カメラを避けるような素振りをしていて発見できなかった。

落ち込むキリルはデリックのバーでSEVEN-Oのメンバーから励まされる。前向きになるキリルだが、そこにデリックは新しいスタッフを紹介したいという。そのスタッフはなんとミラだった。

突然の再会に、なぜ自分を置いていったのかを訊くこともできずに唖然とするキリル。それでもキリルはミラを尊重して言葉を選び想いを告げる。

キリル「別に今じゃなくてもいいよ。またこうして会えたんだから。いつか話せるときがきたら…話してくれれば…

デリック「友達ってのはちょっと違うな
ダグ「ああ、仲間だ

めでたしめでたしと思いきや、その後男子トイレに入ったキリルは、そこでミラが小便器で用を足しているのを見る。実はミラは本名がヴァレリー・ヴルーベリという男だった。

感想

なんで姉のはずのミラの声が野太いんだよ…まさか…と思ったらそのまさかでした。ヴァレリーはValeryですからエスペランサのVの可能性もありそうです。でもこのアニメにそこまでのシリアス展開はあまり似合わないというか、キリルのためにも笑って済むような理由だったらいいなあと思います。

最初のリスヴァレッタ警察24時は、テレビ番組の再現っぷりに笑った。最初だけかと思いきや意外とがっつり。ナレーションが上田燿司さんだったのですが、どうせなら本物の警察24時の声優を使って欲しかったなあ。ちなみにテレ東なら藤原啓治さん、フジテレビなら屋良有作さんです。流石に怒られるんかな…。キリルが楽しみにしてたのが可愛い。でも最近の若い子はVHSのツメを折る意味がわからないんじゃないかと思う。ツメを折ると上書きできなくなるので間違えて消すことがなくなるんです。

あとダグがキリルに言った「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」は高校生の方がいらしたら是非覚えておきましょう。ツバメやスズメにはオオトリやコウノトリのような大きい鳥の気持ちは分からないという意味で、凡人には偉い人の考えが分からないという中国の故事です。「いずくんぞ」は「んや」と一緒に使われ、「どうして〜だろうか(いや〜ではない)」という反語表現です。漢文に頻出の文法です。勉強もできていいアニメですね。