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アニメ『少女歌劇レヴュースタァライト』12話(最終回)感想 - いまわかりました。私のスタァはあなただったんですね。

夏アニメ『少女歌劇レヴュースタァライト』12話「レヴュースタァライト」感想です。

前回のあらすじ

オーディションは終了し、ひかりはいなくなった。華恋は必死にひかりの姿を追い、7人の舞台少女たちもまた大きな喪失感を抱く。ひかり不在のまま、近づいてくる聖翔祭の本番。運命の相手を探し続ける華恋は、ひかりが消えた真実を「スタァライト」の中に見つける。

脚本:樋口達人  絵コンテ:佐伯昭志  演出:三上喜子 / 鈴木龍太郎

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 あらすじ

永遠に繰り返される虚無なる再演。それがひかりの選んだ、華恋を、舞台少女たちを守るための「運命の舞台」。だがその公演を、舞台に飛び入り参加した華恋が真っ向から否定する。「スタァライトは必ず別れる悲劇」。運命を変える、最後のレヴューが始まる。

脚本:樋口達人  絵コンテ・演出:古川知宏 / 小出卓史

感想

今回で最終回でした。やはり最終回だけあって豪華だなと思える映像が展開されていて、その点は評価できます。まあストーリーとしてはどうせそんなにスッキリとした答えが提示されるような物語ではありませんので、こういう着地になるよなという印象です。

地下で永遠に虚無なる再演「運命の舞台」、星を積み星を摘もうとするがその度に積んだ星を星型のハンマーによって崩されるという場面を繰り返すひかりのもとに華恋が降り立つ。

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その裏で他のレヴュー参加者たちは鍋の準備に勤しむ。その場にはいない2人の席も用意されていた。

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この日は急激に冷え込みが強まったので、鍋は割とタイムリー。舞台で待ってると言ったものの、実際は鍋をつつきながら待ってました。

記憶を失っていたひかりは、華恋が来たことにより記憶を取り戻すが、たった1人で永遠に繰り返す「運命の舞台」を演じることをやめようとはしなかった。しかし、華恋はそれをよしとはしない。1話を踏襲するかのようにひかりのいる舞台へ飛び込む華恋。

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神楽ひかりと愛城華恋による星罪のレヴューの幕が上がる。最後のレヴューでついにキリンの真実が明かされる。主催者であるキリンはどうやら舞台を見たいと望む視聴者、観客であるというメタネタ。

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こっちみんな。

ここでキリンの予想を超えた展開が起こる。運命の舞台の再生産。結末の続きアンコール戯曲スタァライト。再びアタシ再生産。

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舞台に突き刺さる約束の塔。もはやわけがわからないがこのケレン味こそスタァライトか。場面は最後の星摘みのレヴューへ移る。

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華恋の最後の口上は「星屑あふれるステージに可憐に咲かせる愛の華99期生愛城華恋あなたをスタァライトしちゃいます

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ひかりの最後の口上「生まれ変わったキラメキ胸にあふれる光で舞台を照らす99期生神楽ひかり私の全て奪ってみせて

互いが互いの星スタァであると確認しあい、2人で一緒にポジションゼロ。

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そして場面は第100回星翔祭「スタァライト」に移る。新たに追加された結末を演じる9人の舞台少女たち。

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見つけたね私達の星を」「見つけたね私達の運命

全てが丸く収まりましたね。主催者であるキリンの目的は自分の予想を超える舞台を見ることだったので、それを成し遂げたひかりと華恋を運命の舞台から開放することを了承したということなのでしょうか。最終回はキリン役の津田健次郎が一番の熱演であったような気がします。

後半、特に星摘みのレヴューに移ってからはとても見ごたえのある映像と音楽で、こういうのが見たかった私としては満足できるものでした。東京タワーが舞台に突き刺さる演出はこのスタァライトという作品を象徴しているなと感じられます。

まあ細かい点に突っ込んでいくとそれこそ永遠に終わらなさそうですが、スタァライトはこれでいいのではないかと思います。そして最終回の後に間髪を入れず、アプリの宣伝番組をぶっこむブシロードはやっぱすげぇよ…

ブシロードのやることなので、アニメが終わったこれからがむしろスタァライトの本当のスタートなのではないでしょうか。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1

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