【ポケモンカードゲーム】ポケカの人気がエグすぎる件
巷には数多くのTCGが溢れているが、現在飛び抜けて人気が高まっていると思われるカードゲームがある。それは遊戯王ではなく、MTGでもなく、ましてやヴァイスシュヴァルツでもない。現在人気が大爆発しているカードゲームそれはポケモンカードゲーム通称ポケカである。
ポケモンカードゲームの歴史は『ポケットモンスター赤・緑』とほぼ時を同じくして1996年に始まった。国産のTCGとしては広く知られる遊戯王を上回る歴史を持つ国産では初となるTCGがポケカである。
海外では以前から非常に高い人気を誇っているTCGではあったのだが、国内でも今年に入ってから特に夏以降は人気が爆発しているといってもいい状況だ。
カード価格の高騰
TCGの人気の裏には必ずカード価格の高騰があると言っても過言ではない。もちろんポケカも例外でなく、カード価格の高騰に歯止めが効かない状況にある。
その中でもカード価格の高騰を象徴する2枚が「カプ・テテフGX」と「リーリエ」である。
「カプ・テテフGX」は以前までであれば2000円ほどで十分手に入れることができたカードだったのだが、需要の高さから現在では買取額が5000円まで膨れ上がっており、ポケカブームを象徴する存在になっている。
そしてもう一枚の「リーリエ」通称「がんばリーリエ」であるが、こちらはSRというレアリティの格上げ版であるので元々非常に高額ではあったのだが、現在のブームを受けて以前の3倍以上の価格にまで高騰している。3万円程度が現在の買取額の相場。ポケモンカードであってもイラストの可愛さは重要であるようだ。
ちなみにどちらのカードも「ハイクラスパックGXバトルブースト」*1という拡張パックに収録されているが、現在においては当然入手は非常に困難である。おそらく再生産される見込みが低いのも、高騰の要因であるだろう。
ポケモンカードゲーム サン&ムーン ハイクラスパック GXバトルブースト BOX
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なぜここまで人気になったのか
人気が爆発した要因としては、ポケカにはスタン落ち*2という制度が存在しており新しく始めるタイミングとしてちょうど良かったこと、人気YouTuberがこぞってポケカを始めたこと、安価のデッキを数多く発売し新規層に訴求したことなどが考えられる。
しかしながらあまりの人気に驚かされるばかりである。私もカードショップ自体にはよく足を運ぶのだが、先日発売された『超爆インパクト』というパックに関しては発売日の朝の時点でどのカードショップも全滅と言っていい状況であった。
各地のポケモンセンターでは特別なプロモカードが手に入ったり、限定セットが販売されたりしているので、特にひどいことになるのだが、そうでない通常のカードショップでも状況にはあまり変わりがない。
トーキョーベイやばすぎw pic.twitter.com/NpViTUQovH
— koü@ポケモン (@D6FZTu70fBNm2YM) 2018年9月7日
8月初頭に発売された『フェアリーライズ』というパックもやはり人気が高く、非常に早い段階で売り切れていたのだが、今回のパックほどではなかった。わずか1ヶ月の間にまた人気が加速したのだ*3。新パックのみならず、初心者向けのスターターデッキすらも手に入らない状況だ。現在は明らかに需要と供給のバランスが崩れており、カードの高騰は仕方がないかもしれない(転売目的による買い占めもあるかもしれないが)。
おそらくこの状況はしばらく続くと思われるので、ポケカの新パックや人気パックを欲しいと思っている人は早い段階で予約しておくことをオススメしたい。
まとめ
人気に対して供給が追いついていない現状では、転売の対象とする人々も買い求める状況が続くだろう。いずれ人気が落ち着けば以前のように入手しやすい状態なるかもしれないが、それがいつになるかはわからない。スタートするためのハードルが低いことがポケカ最大の売りでもあったのに、始められないのはなんとも皮肉な現状である。