22/7 （ナナブンノニジュウニ ）は秋元康 プロデュースの2次元女性アイドルグループである。2016年から活動を開始しており、5/15現在、2枚のシングルCDを発売している。
キャラクターの声優オーディションを行なって、SHOWROOMでその声優陣の名前を決定したり、声優の握手会を開催したりバラエティーに富んだイベント行っており、秋元康 の手腕が垣間見える。
22/7は2次元アイドルユニットであるが、声優の顔出し機会も多いことから、3次元の声優アイドル ユニットであるとも言える。過去に似たパターンとしては「ラブライブ！ 」や「Wake Up Girls！」などが挙げられるだろう。しかし、それら2組よりもアイドルに近い存在であり、むしろ指原莉乃 プロデュースのイコラブ（=Love ）の方が近いかもしれない。
22/7のメンバーおよび声優陣
22/7はキャラクターによって、原案のイラストレータ ーが異なっている。しかしながらMVなどでは京都アニメーション が担当しているので、ここでは京アニ の堀口悠紀子 デザインのものを掲載する。写真およびプロフィールはすべて公式サイトhttp://www.nanabunnonijyuuni.com/sp/ からの引用です。
読んでみると分かるのですが、アイドル志望者が多い んですよね。まあ秋元康 プロデュースだから仕方のない面もあるのだろうが、基本は2次元アイドルユニットの声担当なので、できれば声優志望の人を多く採用して欲しかった。アイドル志望なら、やっぱりファンにとっても本人にとっても、アイドルオーディションを受験した方が良いと思いますよ。
河野都 （こうの みやこ）
キャラクターデザイン：細居美恵子
出身地：滋賀県 クラリネット 、ものまね、お餅を丸めること
元々声優志望だったが、親に反対されてオーディションに応募できなかった。22/7はWeb応募だったので内緒で応募したら受かっちゃった。
キャラクターデザイン：深崎暮人
出身地：青森県 リズムゲーム 、お菓子づくり、お絵かき、うさぎを見てそのコの種類をあてること
もともとアイドル志望だったが、声優にも興味があり応募。元モーニング娘。 の久住小春 のファン。
佐藤麗華 （さとう れいか）
キャラクターデザイン：こやまひろかず
出身地：兵庫県 大喜利 (答える方)
声優のオーディションを何度も受けていたものの落選。22/7のオーディションでようやく合格。アニメが好きで『コードギアス 反逆のルルーシュ 』が好きとのこと。アイドルは鈴木愛理 のファン。
滝川みう （たきがわ みう）
キャラクターデザイン：堀口悠紀子
出身地：兵庫県
もともと人見知りだったが、人前に出るきっかけになるために声優オーディションに応募。声優になる良くある理由の第2位ですね。ちなみに1位は声にコンプレックスがあって、です。元々アイドル志望でフェアリーズが好き。
立川絢香 （たちかわ あやか）
キャラクターデザイン：さくら小春
出身地：福岡県四間飛車
映画やドラマ、アニメを見て演技をしたいと思うようになりオーディションに応募。
キャラクターデザイン：田中将賀
出身地：東京都
元々声優志望で、いろんなオーディションを落選。アイドルも好きで松井玲奈 と柏木由紀 のファン。
藤間桜 （ふじま さくら）
キャラクターデザイン：カントク
キャラクターデザイン：小原トメ太
出身地：佐賀県
アイドルが好きで、欅坂46 が好き。土生瑞穂 さん、長濱ねるさん、長沢菜々香 さん、佐藤詩織 さんが好きとのこと。
あとキャラクターが決定していない声優陣が3人いる（涼花萌 、高辻麗 、武田愛奈 ）のですがキャラクターが決定次第追記します。
22/7の楽曲
デビューシングル「僕は存在していなかった」
VIDEO
CGで描かれたMVですが、演出などはアイドルの演出に近いですね。しかし秋元康 も最近の演出とは少し違う気がします。監督は『亜人 ちゃんも語りたい』の安藤良なので、アニメっぽい演出も入っている。ラブライブ などに比較するとCGがチープな感じもするが、これの売りはモーションキャプチャー による声優本人が演じるダンス機械的 な動きをしていたラブライブ よりも、声優とキャラクターを同一視できる仕掛けを発展させています。
セカンド シングル「シャンプーの匂いがした」VIDEO
こちらはダンスをメインに持ってきたMV。声優本人の個性がダンスによく表現されています。微妙に振り付けがズレているのもリアル。私はデビューシングルを見たときにこれはダメかなあ… と思っていたのですが、セカンド シングルのMVを見て掌を返しました。
また楽曲も素晴らしい。歌詞はアイドルっぽいですが、曲はアニソンに近く、アイドルとアニソンの融合がいい具合で達成されているのではないでしょうか。
ちなみに中の人のダンスはこんな感じ。
VIDEO
まとめ
秋元康 はアニメ業界にどんどん侵攻してきているが、今のところ大当たりしているのもは少ない。例えば他には女性向けジャンルの『キミだけにモテたいんだ』などがある。
声優オタはアイドルオタとは少し違う性質を持っているので、同じ方法論では難しいと思う。プロデュースの天才、秋元康 はアニメ声優業界も完全に牛耳ってしまうのか注目である。
