ランク王国が最終回を迎えた件
私の中ではTBSの番組で最強と言っていいランク王国が最終回を迎えることになった。実際に書いたことはなかったが、好きな番組を書く機会があればランク王国以外に書くものは存在しなかった。ランク王国が見られるからというのが首都圏に住まいを置く理由の1つとして挙げられるほどこの番組は私にとっては大きなものだった。
初めてランク王国が終わるという話を聞いたときは耳を疑ったが、現実らしい。
ラルフの声優が亡くなっても、放送局が極端に減らされても、終わらなかったこの番組がこんなにあっけなく終わってしまうなんて思わなかった。
どんなにそれがあることが当たり前だと思ってみても実際はあっさりと終わってしまうものなのだと実感させられる。
時代にそぐわない雑なCGも意味のない水着も意味のないランキングもいつもの見慣れた屋上もなにもかもみな懐かしい。
私が一番熱心に見ていた頃にMCを担当していたひろぴょんはとても強く印象に残っている。彼女は平野綾を神と崇めていたが、今はどうなっているのだろうか。声優志望者の憧れる声優ランキングに平野綾は何位にランクインできるのか気になるところだ。今の若い子の頭の中に平野綾が果たして浮かぶのか。そんなランキングを放送してくれそうなランク王国はもう終わってしまう。
あの有名漫画家もランク王国最終回に対してコメントしている。
ランク王国終わるんか
— 平野耕太 (@hiranokohta) 2018年3月19日
あれ感慨深いんすよ
ランク載ると紹介映像で漫画のシーンをラルフ(マスコットキャラ)が
効果音付きでアフレコしてくれるんすよ
多くの漫画家の「自作品の生まれて初めての音声としての作品」が
ラルフの演技なんすよ
今ではちょっと流行った漫画はすぐにアニメ化してもらえるが、昔はハードルが今よりかなり高かったことだろう。作品を声優に演技してもらえる機会として存在価値のある番組だったのだなと思うと感慨深い。
いつものように何事もなく始まった。
最終回であってもまったく感傷に浸らないランク王国は最高である。最終回には意味のない水着やいつもの屋上があって満足できる内容だった。
中身のランキングとしては渋谷で聞いた将来の夢TOP10で声優と答えた人が何人もいたのがかなり意外だった。本当に志望者が増えているのだろう。
そして本当のフィナーレへ
驚くほどあっさりした終わりだった。本当に20年以上も続いた番組なのか?と思わせるほどである。