【リリスパ】アニメ『RELEASE THE SPYCE』4話感想 - ゆるいスパイ物略してゆるスパ
2018秋アニメ『RELEASE THE SPYCE』4話「Never Say Never Together」感想です。
前回あらすじ
いよいよモモの初任務。コードネーム「百地」を与えられ張り切るモモだが、ツキカゲの敵である犯罪組織・モウリョウの手も伸びてきており――。
4話あらすじ
相模楓がツキカゲになったときの話。楓が貧乏で高校にも行けないことを嘆いていると街頭で弾き語りをしている八千代メイに出会った。メイは街の人間を観察・情報収集するために弾き語りをしているのだった。
モモと五恵はメイの家を訪れる。そこでは楓とルームシェアをして暮らしていた。楓の厳しさにメイとときおり喧嘩をするものの仲良く師弟で暮らしていた。
また新しいドラッグが空崎市に蔓延しているとの情報を手に入れるツキカゲ。警察が動いているので静観しようとすると楓が自分一人で調査するという。しかし雪に諌められてしまう。
楓はメイド喫茶のバイトでドラッグ取引の瞬間を偶然発見し、単独でその人間を尾行、バーに潜入捜査する。しかしその瞬間をメイに見つかり単独行動を咎められる。モモが宥めに行くがあしらわれる。
楓・メイ「「百地は黙ってて!」」
そして全然任務に関係ない喧嘩に発展してしまう。翌日険悪なムードの2人に議員の会合で不正取引の資料を盗み出すというミッションが与えられる。しかしその任務の途中、楓が功を焦り敵の真正面に出てしまう。そこをメイが身を呈して救い、メイは怪我を負ってしまった。
任務終了後、メイは雪に今後このようなことが続くなら師弟関係解消と示唆され、メイは自分の責任で楓は悪くないと楓を庇う。その言葉を扉の向こうから楓が聞いていた。楓は書き置きを残してシェアルームを去ろうとする。
楓「師匠はどうして私が出て行こうと思ったのかわかりますか?」
メイ「うーん…音楽性の違い?」
楓「分かってない!いつもいつも私を半人前扱いして!私は…私は…!」
楓は実家に帰るが、メイのことを思い出してしまう。メイもそれは同じだった。楓はメイにギターピックをプレゼントして、今までのことを謝る。楓はメイに認めてもらいたくて意地になっていたのだった。
メイ「二人でやって行けばいい。そのためのパートナーなんだ。はじめからちゃんとそう伝えてればよかったね。」
仲直りした2人は、協力してターゲットを追う。メイが主戦闘、楓が後方支援を担当する連携プレーによりターゲットを始末。2人は最強のパートナーとして心を一つにするのだった。
感想
雨降って地固まる的なお話。使い古されたような展開ですが、王道的であり実際キャラクター2人の紹介にはいまだに最も効果的なのかもしれません。期せずして『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』も相棒を認め合うようなストーリーが展開されていますので比較するのも面白いと思います。
個人的に雪があんまり好きになれないので、楓とメイのコンビでこの話をやってくれたのは嬉しかったです。メイの「二人でやって行けばいい」の台詞は、声優らしいわざとらしさがなく淡々としているようでいて自問しつつ真摯に楓に対して話している感じが出ていて大好きなシーンですね。
また挿入歌の「月結び」も披露されました。良い曲です。リリスパは歌だけでなくBGMも良いですね。特に戦闘中の音楽は高揚させてくれます。今回メイの会話シーンを流しつつ画面は楓の尾行だったり、メイの曲を流しつつ画面は楓の行動を映していたのは、時間節約の面もあるかもしれませんが、メイと楓は仲違いをしても二人は通じ合っているということを表しているのかもしれません。今回はアクションも良かったです。杉田の役がまたちょっとやべーやつだったのがアレでしたが、2人の戦いでの長所もよく伝わるような描写だったと思います。
しかしゆるゆりに似てるんだよなあ。楓なんかちなつにしか見えないし…スパイ物としてはドラッグだのなんだの結構ガチな話題使ってるけど、銃弾で撃たれても全治1日の怪我だし、やっぱりゆるスパなんでしょうか…1話感想でゆるゆりに寄せてるとは書きましたが、ここまで寄せんでも…もう声優はごらく部でも良いレベル。